建物の歴史
大正時代~昭和時代前半(2代目図書館の誕生)
この建物は、大正12(1923)年の関東大震災により一部が倒壊した初代大学図書館の復興事業として、また、大正14(1925)年の大学昇格に合わせたキャンパス整備の一環により、昭和3(1928)年に2代目図書館として建てられました。設計者の菅原榮蔵は、旧新橋演舞場や銀座サッポロライオンビヤホールなども設計した著名な建築家です。


昭和時代後半~平成時代(売店・事務室)
昭和48(1973)年、3代目の図書館が完成すると、図書館としての役割を終え、売店や事務室などが入る建物として利用され、この頃から耕雲館と呼ばれるようになりました。その名は、禅語「耕雲種月(雲を耕し、月に種を植えるように、苦労をいとわず、着実に努力するさま)」から採られました。


平成時代(禅文化歴史博物館 開館)
平成11(1999)年、「東京都歴史的建造物」に選定されたことを契機に博物館としてリニューアル計画が進められ、資料保存を考慮した館内環境の確保と建物の外観保存との両立を目指しました。常設展示室は、寺院建築風の床材や、掛軸を模した解説パネルで、禅寺の静寂な空間を再現し、東洋文化の「禅」と西洋建築との調和を図っています。また、車椅子昇降機、エレベーター、専用トイレ等を設置し、バリアフリー、ユニバーサルデザインも考慮しました。平成14(2002)年6月1日、開校以来本学に大切に保管されている一仏両祖像(釈尊・道元禅師・瑩山禅師)を仏教研修館竹友寮より遷坐し、開眼法要と開館式典が厳かに行われました。



令和時代 「国有形文化財(建造物)」に登録
令和7(2025)年8月6日付官報(第1522号)文部科学省告示第63号において、文化財登録原簿に登録されたことが告示されました。
登録名称:駒澤大学旧図書館(禅文化歴史博物館・耕雲館)
文化庁ホームページ(国指定文化財等データベース)
有形文化財(建造物)登録記念企画展「大正モダン 復興の図書館」











