企画展「『源氏物語』注釈書に見る享受のあゆみ」(2024.6.10~2024.7.30)
企画展示室
Date:2024.05.20
Date:2024.05.20
『源氏物語』は、11世紀初頭に成立した、王朝文学を代表する長編小説です。紫式部により、54帖が編まれたとされ、現在まで色あせることなく親しまれています。
成立から百年ほど経た平安末期にはすでに古典化し、言葉遣いや社会・生活文化の変化にともない、原文をそのまま理解することは困難となっていきました。
とくに作中に登場する約500名もの人物と、795首を数える和歌の理解は読者にとって煩雑で、これらに考証や難読語の解説をほどこす注釈書の必要性を促しました。
さらに当初は、貴族や公家層の中で読まれていて、現在のように私たちが簡便に享受・受容できるようになるまでには、長い時間を要しました。
今回の企画展では、江戸時代を中心に、本学図書館所蔵の『源氏物語』の注釈書に注目し、その展開と享受の歴史を紹介していきます。
現在においても不朽の古典である『源氏物語』が広まっていく過程をご覧いただければ幸いです。
企画展「『源氏物語』注釈書に見る享受のあゆみ」 | |
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会期 |
令和6年(2024)6月10日(月)~7月30日(火) |
展示場所 |
2階企画展示室 |
開館時間 |
10:00~16:30(最終入館16:15迄) |
休館日 |
土(第3土曜日を除く)・日・祝・その他大学の休業日に準ずる |
後援 |
世田谷区教育委員会 |