正法眼蔵嗣書
正法眼蔵嗣書(しょうぼうげんぞうししょ)/ 紙 /
箱入縦27.3cm×横18.1cm厚さ5.2cm 冊子本縦23.6cm×横14.4cm
『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』とは
『正法眼蔵』とは、日本曹洞宗開祖・道元禅師(1200~53)の代表的な著作として知られている。
これには、「仏法の真髄をあまねく包蔵せる書」という意味があり、道元思想の集大成として今日まで伝わっている。
なかでも「嗣書(ししょ)」は、道元禅師真筆の草案本と修訂本の2種が伝えられているので大変貴重な資料。
『正法眼蔵嗣書(しょうぼうげんぞうししょ)』とは
『正法眼蔵』95巻本では、16巻に当たる巻名。
「嗣書」には面授嗣法(師と弟子との仏法の人格的相承)と、嗣書授受の重要性を説く内容が記されている。
道元禅師は、山城(京都)深草の興聖寺で仁治2(1241)年にはじめて「嗣書」を書かれた。
これは「草案本」と呼ばれている。
寛元元(1243)年に越前(福井県)吉峰寺にて「草案本」を推敲修訂したものが、現在当館所蔵の「嗣書」で「修訂本」と呼ばれている。
本資料は、道元禅師の数少ない直筆本のひとつで、戦後長らく所在不明となっていたが、平成19(2007)年に当館で収蔵し、以後、所蔵資料の逸品として原本やレプリカを随時公開している。
資料紹介
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