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スペイン語セミナー

アルカラ大学 スペイン語短期セミナー

内容と留意点

授業

アルカラ大学は創立1499年のスペインでも有数の由緒ある大学です。アルカラ・デ・エナーレスというマドリード市内から近郊電車で30分ほどに位置する落ち着いた郊外に位置し、その大学のある旧市街は世界最初の大学都市のひとつとして世界遺産に登録されています。また『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスの故郷としても有名です。

授業はアルカラ大学付属の語学学校アルカリングアにて、月曜から金曜の午前9時から13時30分まで文法と会話クラスがそれぞれ2時間ずつ、ネイティブ講師2名により週20時間の授業が三週間行われます。初日のテストによってクラス分けがなされ、能力別グループにて他大学の日本人学生と一緒にスペイン語を学んでいきます。入門クラスも設置されていますので、スペイン語学習歴の浅い1年生も安心して受講できます。またスペイン人の家庭にホームステイするので、これまで学習した様々な表現や語彙を実際に使うチャンスに恵まれていることが本セミナーのメリットです。ぜひ恥ずかしがらず積極的に話しかけて会話力と聴解力を磨いてください。最初は何を言っているのか分からず戸惑うことでしょう。あきらめず一週目、二週目と重ねるうちに、断片的に少しずつ理解できるようになり、最終週には簡単な意思の疎通にまで至れるはずです。また研修の最終週には修了試験が実施され、合格すれば駒澤大学の単位として認定されます。

文化研修

アルカラ短期セミナーの特長として、授業の無い平日の午後や週末に多彩な文化アクティビィティーがオプションとして用意されていることです。スペイン語の授業だけでなく、美術館訪問や小旅行など広くスペインの文化に触れる機会が設けられており、五感を通してスペインをもっと身近に体験できることでしょう。また日本人のスタッフも成田空港から添乗し、アクティビィティーにも同行してくれますのでとても安心です。プラド美術館、ソフィア王妃美術館などの美術館見学、アルカラやマドリード市内散策などはもちろんのこと、有料ですがサッカー観戦やフラメンコ鑑賞、スペイン料理教室やフラメンコダンス教室など本当に様々な選択肢がありますので、ぜひ皆さん一人ひとりの興味関心に応じて参加してみてください。そして週末にはバルセロナ(宿泊)やトレド、セゴビア(日帰り)の旅行の有料オプションも用意されています。マドリード以外の土地に足を伸ばすことによって、スペイン文化やその風土の多様性を実感できることでしょう。

アルカラ・デ・エナーレスの生活

皆さんが学習する校舎は旧市街の中心部のセルバンテス広場の近くにあり、中世の面影を残すマジョール通りにはおいしいバルやパン屋、またドン・キホーテとサンチョ・パンサのベンチが目印のセルバンテス記念館などもあります。セルバンテスの生家を再現したこの記念館には『ドン・キホーテ』にまつわる貴重な資料が納められており、スペイン文学の最高傑作に触れる絶好の場となることでしょう。町中にはカトリック教会や修道院もたくさんあり、セルバンテス広場から空を見上げると、周囲の教会の上にコウノトリの巣が確認できます。季節によっては町中のあちこちで、コウノトリがさっそうと飛んでいるのを目にすることができることでしょう。また旧市街の並木道にはアーモンドの木が植えられているので、皆さんが留学する三月には桜によく似た薄桃色のアーモンドの花が咲きます。そしてアルカラのお土産で有名なのは、ガラピニャーラスというアーモンドの砂糖菓子です。カリッとして香ばしく、とても人気があります。旧市街から10分ほど歩けば新市街に入り、スーパーマーケットや文房具店、書店など生活に必要なものは全て購入できるのでご安心ください。ただし日曜日は、ほとんどのお店が閉まりますから気をつけましょう

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