商学研究科委員長挨拶
商学研究科委員長:吉田 真広
現代社会は国際経済関係や情報技術などにおいて急速に変化・発展しています。商学研究科は、こうした時代の要請に的確に対応して諸問題を解決できる、高い研究能力やグローバルに活躍する専門能力を備えた研究者・教育者および高度専門職業人の養成を目指しております。
本研究科では、流通・マーケティング、金融・貿易、経営、会計、租税法などの各分野における優れた研究業績と教育経験をもつ教員が、少人数教育を通して、大学院生それぞれの目標達成に応じた研究指導をきめ細かく丁寧に行っています。修士課程および博士後期課程において複数指導制が導入されており、指導教員以外の副指導教員の演習を受講することによって、一層充実した多面的な研究指導を受けることができるようになっています。
本研究科は、時代の変化に対応した多様な研究ニーズや専門教育ニーズに応えられるよう、各分野における体系的なカリキュラムをバランスよく編成・配置しております。税理士等の会計プロフェッショナルの育成にも力を入れ、資格取得に結びつく科目も備えています。たとえば、租税法または会計学に関する修士論文を作成して学位を取得すれば、税理士試験の一部科目の免除申請を行えます。また、外国語能力の向上のための科目なども備えており、アジアなど世界で活躍できる人材の養成を目指して、留学生受け入れを積極的に進めています。その際、母国語とは異なる言語での論文作成を支援するための「論文技術指導」科目を設けています。今後は、社会人の方々に向けて、高い専門的知識を学べるようにリカレント教育も充実させていきます。
本研究科で学ぶことによって、専門分野に関する高度な学識と知見を身につけていただきたいと思います。本研究科は、身につけた知見を広く社会に還元できる高度専門職業人として、また、今までにない独創的な観点から新たな価値を創造できる教育者・研究者として活躍していただけるよう支援していきます。
商学研究科委員長:吉田 真広