学部・大学院Academics

院生/修了生のメッセージ

大学院で得たことを糧に新たなステージへ

大学院では『資本論』草稿について研究しました。修士課程の2年間は、マルクスの難解な理論や叙述に悪戦苦闘する日々でしたが、知識が深まることは大きな喜びであり、何より世の中で生じている様々な現象の本質を捉える深い洞察力が磨かれたと感じています。今後は社会人として、研究から離れた世界で生きていくことになりますが、この2年間で得た知識・力・経験は、今後の糧になると確信しています。最後になりますが、未熟であった私に、最後まであたたかく向き合ってくださった先生方には心から感謝しております。ありがとうございました。

田崎 智
経済学専攻 修士課程 2023年3月修了
指導教員:宮田 惟史 教授

専門知識の幅を広げる学び舎

学部時代とは異なり、新たに租税法について研究を行って参りました。1年目は何も分からず苦労の連続でしたが、指導教授だけでなく多数の先生方の講義をほぼマンツーマンで受けられる環境の中で、多面的な意見を伺う事ができたのは幸福でした。その結果、租税法の分野ばかりに注力して狭くなっていた視野が広がり、専門知識に加え、それまでに学んできた事を修士論文に活かせたと思っております。今後は税理士業界に携わることで、修士課程にて学んだ法律の読み方や多面的な見方を武器に活躍したいと思います。

福田 将希
経済学専攻 修士課程 2023年3月修了
指導教員:柳 裕治 先生

道のりを決めるのは難しい。だからこそ得難い経験になる。

学部では履修する講義こそ選択するものの、「具体的に何を学ぶのか」は先生が示してくれました。しかし大学院では、自分の学ぶ道筋を自分で作っていきます。自分が知りたいことは何か。それを知るためにはどんな知識が必要か。先人たちはどのように模索したのか―学部生のときより時間も選択肢も増える分、何から勉強し、何を後回しにするのかを決めていくのが大学院生の特徴です。不安を感じて前に進めない時間も多くありましたが、そうして身につけた知識と経験は私にとってかけがえのない宝物です。

吉田 宏子
経済学専攻 修士課程 2022年3月修了
指導教員:矢野 浩一 教授

経済学を教育の中でどう使うか、研究者の視点で知りたくなった

大学院では、「経済史」の研究に取り組みました。かねてから、高校で教員をしたいという夢があり、経済学と教育をどのように結び付けられるか日々試行錯誤しました。経済学的に物事を見るトレーニングができたことは大きな糧になり、現在の教員の仕事に生かされています。学部時代と違い、先生方は「プロフェッショナルを育てる」というスタンスで学生に接してきます。厳しさの反面、親身に相談に乗ってくれる面倒見のいい先生ばかりだったので、能力を最大限引き出してもらえたと感謝しています。

長谷川 優太
経済学専攻 修士課程 2018年3月修了
指導教員:浅田 進史 教授

先生との一対一の討論により専門知識を深化

経済学専攻において「租税法」の研究に取り組みました。学部時代とは異なる分野でしたが、先生との一対一の対話や討論を通じて知識を深化させることができ、学習意欲の向上を実感。また、法律文に対する読解力や文献の調べ方などは、現在勤務する東京国税局の仕事の基盤になっています。租税に関する専門職として常に新しい知識を取り入れながら、納税者一人ひとりの生活や事情を考え、親切丁寧な対応ができる職員を目指しています。

矢島 進之介
経済学専攻 修士課程 2021年3月修了
指導教員:柳 裕治 教授

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