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コロナ禍をきっかけとして、世界的規模で様々な取組みのデジタル化が急速に進んでいます。

わが国において新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されたのは2020年1月で、同年3月には政府より緊急事態宣言が発出されました。その後の社会情勢は皆さまの記憶に新しいところと思いますが、各教育・研究等機関で展開されていた今までの諸活動も、感染症による影響を大きく受けたことは言うまでもありません。

本学においても、その影響は計り知れないほど大きなものでしたが、諸活動の質の維持とさらなる向上を目指すためには、デジタルツールを効果的に活用し、教育・業務の両面において変革を進めることが必要でした。

"Society 5.0"として内閣府で提唱されている未来社会においても、IoT（Internet of Things）で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服しながら、デジタル・AI技術に代表される先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れ、格差をなくし、多様なニーズ・潜在的なニーズに対応することで、誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる人間中心の社会を実現することを目指しています。つまり、情報社会に続く、次の社会を生きていく上で必須の「手段」として、デジタルスキルを身につけることが重要です。

本学は、今後の時代にふさわしい人材を育成できる大学を目指し、全学の英知を結集して、デジタル技術を活用した様々な取組みを行っていますので、ここでは、今までの主な取組み、そして今後に向けた展望等をご紹介します。