駒澤大学教育研究等環境の整備に関する基本方針
駒澤大学(以下、本学)では、建学の理念のもと、自分の道を見つけ出すための"よりどころ"として、こころ(自分と向き合い、学びと繋がりを通して心を育む)・まなび(多元的・学際的な学びによる多様な知と、専門性の追求による最先端の知)・つながり(様々な価値観や広い社会につながる、豊かで温かな人的ネットワーク)をコンセプトに諸活動を展開しています。このコンセプトを実現するための教育研究等環境の整備に関する方針を以下のとおり定めます。
1.教育研究活動に関する施設・設備
- 学生・教職員の多様性を尊重しながら、必要かつ十分な教場、実験・実習施設及び研究施設を整備します。
- 学生・教職員のニーズを踏まえた質の高い教育研究活動が推進されるよう、中長期的な施設整備計画を策定し、安全で衛生的かつ利便性の高い、快適な教育研究環境を提供します。
2.図書館・学術情報サービス
- 多様な学修スタイルや利用者のニーズに対応した学修空間の創出により、利用者の主体的な学びを促進する学修環境を整備します。また、学術リテラシー教育やレファレンスサービスの充実とそれらを担うスタッフのスキル向上に注力し、教育・学修・研究の発展に資する人的支援の拡充を目指します。
- 世界中の学術情報資源を最大限に活用できるよう、図書館ネットワークならびに国内外の学術情報の相互提供システムを構築し、データベースや各種情報サービスの拡充を図るとともに、資料保存環境を整備し、学術基盤の強化及び恒久的な資料提供を行います。
3.教育研究活動に関する環境・条件
- 学生・教職員が安心して学び、研究し、働くことのできる、様々な角度からの支援体制を強化していきます。
- アクティブラーニングやICTを活用した教育など新しい教育手法に対応するほか、学生・教職員が一体となってコミュニケーションを軸とした幅広い学修支援を行い、学修効果を高めるより良い教育・学修環境を追求し、整備します。
- 本学に所属する研究者の自立した研究活動の機会を保障するため、研究支援体制を整備するとともに、内外の不当な圧力から、研究活動と成果が守られるように努めます。
4.情報環境
- 新たな教育研究の時代を見据えた情報環境の設備計画を策定し、総合的な情報設備の整備に取り組むとともに、ICTを用いた効果的な学修や研究につながるよう、利用支援を充実させます。
- 教育・研究のために、信頼性の高い安全で快適な情報基盤を維持した学内ネットワークの整備を推進します。
- 「駒澤大学情報セキュリティ基本規程」に基づき、学生・教職員の情報を適切に保護するとともに、学生・教職員への情報倫理の周知に取り組みます。
5.研究倫理
- 「駒澤大学研究活動の基本方針」に基づき、研究活動が社会からの信頼と負託を前提として成立するという認識のもと、不正を防止するための適正な管理・運営及び研究倫理の啓発や研修など、研究活動における不正行為の防止に取り組みます。
- 研究活動における不正行為防止及び不正行為に係る調査等に関して必要な事項を定め、研究活動における公正性を厳正に確保します。
以上