禅文化歴史博物館The Museum of Zen Culture and History

第6回 ふれあい禅寺めぐり 『都心の禅寺 青松寺での坐禅体験』

その他の催事
Date:2008.05.24
ご住職の講話「青松寺の歴史」
静寂な空間で坐禅
お昼は精進料理でした
ラブガマ・ナーラダ師の講演
金子真介師の講演
記念撮影

恒例のふれあい禅寺めぐり。今年は、東京都港区の青松寺(せいしょうじ)をたずねました。
萬年山青松寺は、江戸三箇寺のひとつとして江戸の曹洞宗寺院を統括していました。寺中の学問所は「獅子窟(ししくつ)」と称され多くの修行僧が集まり、明治になると獅子窟内に曹洞宗専門学本校が開校、やがて泉岳寺学寮、吉祥寺旃檀林(せんだんりん)と合併し、今日の駒澤大学へと連なっています。
まず拝登諷経(はいとうふぎん)が行われ、厳かに般若心経が唱えられる中、参加者全員で焼香しました。つづいてご住職による青松寺の歴史の話。文明8(1476)年の太田道灌による開創から、関東大震災、戦災の苦難を乗り越えて、往時の「獅子窟」を再興し、平成の大改修に至るまでの道のりが語られました。坐禅堂では、丁寧なご指導のもと、坐禅を行いました。
午後は、月例の青松講座「ダンマパダ(法句経)に学ぶ」に参加させていただき、「華」の章をテーマに、ラブガマ・ナーラダ師(青松寺サンガ生)によるパーリ語の講義と、金子 真介師(長崎県禅心寺住職)によるダンマパダ講義を、みな真剣に拝聴し、感激されていた方も多かったようです。
47名もの方々にご参加いただき、ありがとうございました。

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