エッセンシャル思考 : 最少の時間で成果を最大にする(グレッグ・マキューン著、高橋璃子訳)
眼横鼻直(教員おすすめ図書)
Date:2022.07.01
Date:2022.07.01
書名 「エッセンシャル思考 : 最少の時間で成果を最大にする民」
著者 グレッグ・マキューン
訳者 高橋 璃子
出版社 かんき出版
出版年 2014年11月
請求番号 336.2/66
Kompass書誌情報
1日24時間というのは全ての人間に与えられた平等な時間です。また自分自身のエネルギーも有限です。多くの皆さんは予定がいっぱいであることや、仕事や役割がたくさんあることが充実であると思いがちでないでしょうか。ただ、それらの全てが本当に重要でしょうか。何も考えずに拡大していないでしょうか。いかに時間と自分のエネルギーを有意義に活用し、素晴らしい人生とするのかは本人の生き方次第です。エッセンシャル思考は本当に重要なことを見極め、それを確実に遂行するための、システマティックな方法論です。役割と情報で溢れた社会を生きていくうえで大きな手助けとなると思います。
本書は4つの構成に分かれています。PART1ではエッセンシャル思考の基礎となる3つの考え方「選択・ノイズ・トレードオフ」が述べられます。つづくPART2からPART4では多忙の問題を正しく減らすための、3つの技術「見極める技術・捨てる技術・しくみ化の技術」が述べられます。
毎日が忙しくて疲れている人、色々なことに手をだして中途半端に終わってしまう人は、ぜひ本書を手に取ってみてください。また、時間の使い方が上手くできず不毛な毎日を過ごしていると感じる人も、ぜひ読んでみてください。
医療健康科学部 講師 中島 祐二朗