図書館の沿革
明治15年10月15日(1882)曹洞宗専門学本校を曹洞宗大学林専門本校と改称(開学記念日)、その後、明治37年4月1日(1904)文部省専門学校令により曹洞宗高等学林を曹洞宗大学林に認可合併、明治38年1月1日(1905)曹洞宗大学林を曹洞宗大学と認可改称された。
明治37年9月(1904)専従図書係の新設、大口資料の受贈、図書館規則の制定等が図られたが、建物としては大学移転計画に伴う図書館建設の繰り延べを経て、再度の建設上申に対する念書つき許可のあと、漸く明治40年5月25日(1907)上棟式、翌41年4月26日(1908)開館式挙行により独立図書館として曹洞宗大学校地である麻布北日ケ窪町43番地(現在の港区六本木6丁目)に誕生した。
その後、大正2年1月15日(1913)現駒沢に移転の際、当初の図書館は移築され初代図書館長を迎えて大正12年9月1日(1923)関東大震災による書庫大破の打撃を受けるまで運用された。
大震災後、大正14年4月(1925)鉄筋3階建書庫、昭和3年4月(1928)図書閲覧室兼研究室の竣工となった。後に「耕雲館」と名称をかえ、研究室・仏教行事等に利用されてきたが、平成11年6月1日(1999)東京都より歴史的建造物に選定された。平成14年本学開学120周年を迎えるにあたり、禅文化歴史博物館として内容を一新し、6月1日開館式典を迎えた。
前図書館は昭和44年度学内諸整備事業のうち、特に大学院・学部学科増設や蔵書の急増対策のため新図書館建設構想が出され、昭和48年1月31日(1973)完成、同年9月6日(1973)開館、昭和・平成・令和と約50年の時を経て令和4年7月30日(2022)閉館した。
現図書館は、平成28年度(2016)図書館職員を中心に検討がなされたのち、平成30年6月(2018)以降、駒澤大学図書館建設委員会において計画が練られ、令和2年7月(2020)に着工、およそ2年の工期を経てようやく令和4年10月17日(2022)の落成開館を迎え現在に至る。
曹洞宗布達全書、駒澤大学百年史他より