Kompassの由来

【 法輪 】Kompass

駒澤大学図書館が現在運用しているOPACの愛称"Kompass"は、Komazawa University Public Access Search Systemを綴ったもので、ドイツ語で羅針盤を意味する言葉です。磁石の指極性を応用した羅針盤を発明したのは中国で、アラブ人によってヨーロッパに伝わり、12世紀頃には地中海で使われるようになりました。中国の羅針盤は24方位に分けられていましたが、ヨーロッパでは32方位に細分されました。

仏教では、釈迦の説いた真実(法)を車輪にたとえ、「法輪」で象徴されます。仏の教えが1ヶ所に止まることなく、車輪のごとく自由に動けることを表すものです。また、仏の身には32種の優れた特徴「三十二相」が備わっています。32方位に分割された円形の羅針盤の形は、「三十二相」と「法輪」(8分割)に通じるものがあります。そのため、OPACのロゴは法輪と"Kompass"を組み合わせました。

図書館に所蔵されている図書・資料を"Kompass"で検索し、羅針盤のごとく自由に自分の学習・研究の幅を広げると同時にその内容を向上させることを願って止みません。