学長メッセージ ―令和3年度の授業について―
Date:2021.03.16
桜の開花予想とともに、新年度の授業開始が徐々に近づいてまいりました。
一方で、新型コロナウイルス感染症の蔓延は未だ抑えられず、ワクチン接種の日程も明確になっていません。新入生・在学生の皆様におかれましては、来年度の授業がどのように展開されるか大変ご心配をなさっていることと思います。本日は、現時点における授業方針について、皆様にご連絡をいたします。
昨年12月には、新型コロナウイルス感染状況の収束傾向に基づき、次年度の授業形態として「全科目原則対面授業」で行うことを基本方針として表明しておりました。しかし、本年に入って、緊急事態宣言の再発出および一都三県におけるその延長措置等をみるに、学生および大学関係者の安全を確保するため、やむなく前示した基本方針の一部を修正せざるをえなくなりました。全科目原則対面授業の実施を目指していた本学にとっては、大変残念ですが、以下のとおり、基本方針の修正を皆様にお伝えいたします。
- 履修者数が200人以上の科目については、教場内での三密回避が難しいとの判断から、当該科目は全授業回をオンライン形式で実施することを原則とします。従いまして、履修者数が200人未満の科目については、原則として対面授業を行うことにします。
- 新年度の授業が始まる第一週・第二週<4月10日(土)〜4月23日(金)>については、大学構内への入構者が相当な数に上ると予想されるため、オンライン授業を基本とします。
- 各学部(担当教員)の教育方針に基づき、例えば、新入生へのガイダンスが必要不可欠であると判断される場合などは、上記の期間<4月10日(土)〜4月23日(金)>であっても、対面授業を行う場合もあります。各学部における対面授業の実施については、事前に、在校生、教員(専任教員・非常勤教員)へはKONECO(大学と学生をつなぐWEB履修システム)において、新入生へは授業開始前に行われる学部・学科オリエンテーション等で、告知します。
なお、この期間には、学生健康診断も実施されます。対面授業や7.に後述する学内でのオンライン授業受講の空き時間を活用し、授業受講に支障のない日時で必ず健康診断を受診してください。 - 基礎疾患等のある学生・教員については、申請書に基づき、大学が認容・許可した場合、対面授業科目であってもオンライン授業として、受講あるいは講義することを認めます。
許可の申請は、学生は保健管理センター、教員は教務部で行ってください。 - 授業の出欠は、授業担当教員が指示する方法で、確認されます。新型コロナウイルス感染症関係で欠席する場合は、保健管理センターに連絡してください。その他、生活環境によって感染を回避すべき事情があり、対面授業への出席が困難と思われる場合も、保健管理センターに相談してください。
- 対面授業がオンライン授業に変更となりシラバス修正が必要となった科目については、対象科目のシラバス修正一覧は対面授業開始(第三週)を目途に大学ホームページに掲載いたします。ご確認ください。
- 大学でオンライン授業を受講する際は、授業時間割で指定された教場や3号館4階PAO、学内のラウンジ等で、各自のノートパソコン等を用い、基本的な感染対策をした上で、静かに受講してください。
大学でも貸出ノートパソコンを用意していますが、数は限られています。従いまして、可能な限りご自身でノートパソコン等の機器をご持参ください。 - 昼食等食事は、可能な限り各自が用意して、空いている教場等でとってください。学内の食堂は、入場者数の制限を行う場合があります。
- 学生並びに教職員の皆様には駒澤大学新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(大学ホームページ掲出、最新版参照)に基づき、各自、大学構内のみならず、日常生活(学外での飲食等含む)において、基本的な感染防止対策を励行してくださるようお願いします。
- 最寄り駅から大学への通学路、自宅から大学までの自転車利用等については、近隣住民とりわけ高齢者に対する感染防止の配慮が必要となります。マスクをするだけでなく、密集しないこと、大声で会話しないことなど、駒澤大学学生としての細やかな配慮をお願いします。
以上、授業を中心に基本方針の修正点および基本的確認事項について、説明いたしました。このほか、ゼミ合宿、調査研究実習、ゼミ旅行等について、ご相談がある場合は、教務部をはじめとする関係各部署にお問い合わせください。
最後になりますが、新型コロナウイルス蔓延下における大学生活を余儀なくされている今、学生・教職員は、互いに慈愛に満ちた配慮を行い、「しなやかな、意思。」をもって、助け合うことが必要不可欠だと思います。
大学教育・学修が、環境的に不便で厳しい状況にあるとしても、少しでも意義あるものとなるよう、力を合わせて進めていきたいと思います。
駒澤大学長