医療健康科学部の新井知大講師が新型コロナウイルス感染症陽性患者を初期診断するエックス線診療車の開発に携わりました
Date:2021.06.22
研究・授業
総務部広報課
医療健康科学部の 新井 知大 講師が、新型コロナウイルス感染症陽性患者を病院外で初期診断するエックス線診療車の開発に携わりました。
ポイント
- 医師は遠隔診察室でオンライン問診および読影が可能
- クラスター発生施設でのスクリーニングや軽症者療養施設での患者の経過観察にも使用
- 医療従事者の二次感染リスクを低減
概要
国立研究開発法人産業技術総合研究所【理事長 石村 和彦】健康医工学研究部門【研究部門長 達 吉郎】人工臓器研究グループ 三澤 雅樹 主任研究員、医療機器研究グループ 鷲尾 利克 主任研究員、新田 尚隆 主任研究員、省エネルギー研究部門【研究部門長 堀田 照久】熱流体システムグループ 高田 尚樹 上級主任研究員、インダストリアルCPS研究センター【研究センター長 谷川 民生】フィールドロボティクス研究チーム 大山 英明 主任研究員、神村 明哉 研究チーム長らは、公益財団法人筑波メディカルセンター【代表理事 志真 泰夫】廣木 昌彦 脳神経内科 専門部長、茨城県立医療大学、北里大学、東京都立大学、駒澤大学、株式会社フォーカスシステムズ、株式会社ピュアロンジャパンと共同で、遠隔診療機能を装備し感染防護対策されたエックス線診療車(ICXCU:Infection-Controlled X-ray Care Unit)を開発した。
エックス線診療車は、胸部エックス線撮影装置を搭載した車両に、感染防護のための換気機能、オンライン診療できる医療情報伝送システム、初期診療に必要な医療機器を搭載している。これによって、新型コロナウイルス感染症陽性患者のメディカルチェックを病院外で行うことができるため、一般患者との接触を防ぎ、検査室での陰性患者との同席を回避できるので、必要な検査を迅速に行えるようになる。なお、この技術の詳細は、2021年10月13~15日に横浜市で開催される第40回日本医用画像工学会大会で発表される予定である。
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