経済学部の姉歯曉ゼミが調査を委託された新潟県五泉市の食育調査を公開しました

Date:2017.01.26 研究・授業
総務部 広報課

経済学部の 姉歯 曉 教授と姉歯ゼミが「一般財団法人下越農民会館」から委託を受け、新潟県五泉市民3,665人の協力を得て行われた「五泉市食育推進調査」が完成し、一般公開されました。

人口約57,000人の五泉市でその6.4%にあたる市民に対しアンケート調査を行い、公立の小・中・高校生と、30代・40代を主要な年齢層とする子育て中の保護者から回答を得ることで、学校給食と家庭の食生活の連関ならびに、学齢の上昇が小・中・高校生とその保護者の食生活や「食・農業」に対する意識の持ち方に与える影響を検証しました。

姉歯ゼミでは、大曽根 美穂 さん(商学科4年)をプロジェクトリーダーとして2年間にわたってこの課題に取り組んできました。学校給食の現場や五泉の農業の視察、五泉の食育を全国に周知させた前五泉市長に聞き取りを行う他、全国で過去に行われた食育関係のアンケートを収集・分析することで設問を作成し、回収した約4,700部のアンケート等の分析作業を行い、324ページの報告書が完成しました。この調査報告書は行政・給食関係者、公立学校に広く配布され、食育推進のために役立てられます。

調査対象:小・中・高校生とその保護者および保育園・幼稚園児の保護者
調査内容:「生活時間と朝食・夕食欠食」、「学校給食について」、「ファストフード等の摂取について」、「農業・地産地消に対する意識」 等

「五泉市食育推進調査」の入手を希望される方は下記までお問合せください。
一般財団法人下越農民会館:0250-42-4000
姉歯研究室:aneha(a)komazawa-u.ac.jp ※(a)を@に変更してください。

五泉市での生産者への調査の様子
大曽根 美穂 さん(商学科4年)