協定校・東国大学校 開校110周年記念式典に廣瀬学長が出席
本学の留学協定校である東国大学校(韓国)の開校110周年記念式典が、5月6日(金)韓国・ソウル市にある同校・中講堂3階にて開催され、本学の 廣瀬 良弘 学長が、式典に列席した14の協定校(日本、インド、フィンランド、マレーシア、台湾)を代表して挨拶いたしました。
また、その後、同大学の ハンテシク 総長との会談、国際部との会合等を行い、両校の今後の新たな交流について等、様々な議論がなされました。
東国大学校と駒澤大学は協定を結んでおり、交換留学制度を設けています。
【東国大学校】
創立1915年。キャンパスは、ソウルと慶州にあり、学生数は、両キャンパスの学部生、大学院生を合わせると23,500人を超える。
東国大学校開校110周年記念式典祝辞
アンニョンハシムニカ.
この度は、東国大学校開校110周年記念式典の開催、誠におめでとうございます。この記念すべき式典に、私たち、学術交流の姉妹大学を各国・各地からお招きくださいました、韓泰植(ハン・テシク)総長・李忠雄(イ・チュンウン)理事長にたいしまして、感謝申し上げます。
私は東京の駒澤大学学長の廣瀬良弘と申します。交流姉妹大学を代表してお祝いの言葉を申し述べさせていただきます。
科学技術の画期的な発展とともに、人間の生活は豊かになりましたが、一方では、「人間の尊厳性」の軽視や、「人への思いやり」の心が希薄になることに対して、心配せざるを得ない状況にあります。このような社会情勢の中にあって、今、もっとも重視すべきことはしっかりとした人間教育であります。
東国大学校におかれましては、移り変わる時代を見定めながら、一貫して曹渓宗の教えを基本に知恵と慈悲の建学の理念に基づいての人間教育を果たしてこられました。また、とくに、近代化とともにグローバル化・国際化にも尽力され、多くの国内外の大学と学術交流協定に努められ、大躍進を遂げられましたことに、敬意を表したいと存じます。
このような、素晴らしい発展を果たしました貴大学と駒澤大学は43年間、協定校として友好を育み、学術・大学院生・学部生・サマースクール等の交流を進めてまいりました。このことは、本学の宝であります。また、東国大学校の開校90周年、95周年、100周年の記念式典に本学の歴代の学長・総長が出席し、さらに、本学の開校120周年の式典には、貴学の宋錫球総長にご来臨賜り、さらに、昨年9月には、韓総長に、ご就任の際の訪問をいただきました。
貴学と本学は仏教と禅の精神を教育の基本とする建学の理念を共に持ち、今後、ますます良い関係を構築して行けるものと確信しております。また、ここにご列席の交流姉妹大学の指導者の皆様も同様の思いと存じます。
東国大学校の開校110周年記念式典をお祝い申し上げると共に、これからも教育の充実を図り、国内外に向かって、ますます躍進されますことを祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。
カムサハムニダ.
2016年5月6日
駒澤大学学長 廣瀬良弘