本法人と(株)バリアンメディカルシステムズが日本初の産学連携事業による「放射線治療人材教育センター」を設立
Date:2016.11.28
大学の取り組み・行事
総務部 広報課
学校法人駒澤大学と株式会社バリアンメディカルシステムズ(日本法人)が、日本で初めて、産学連携による「放射線治療人材教育センター」を設立します。同センターは、本学駒沢キャンパスで建設中の開校130周年記念棟「種月館」に設置する予定です。これに伴い、11月28日(月)に深沢キャンパスにて契約書の調印式を執り行いました。
この産学連携事業は、癌治療の3つの柱の一つである放射線治療の専門技術者の人材育成のため、共同で人材教育センターを設立し、癌治療のための高度な放射線治療の実施を支援する医療従事者と学生のための教育コースを提供するものです。
同センターでは、バリアン社のリニアック(医療用直線加速器)であるTrueBeam(TM)と、放射線治療計画システムEclipse(TM)、放射線治療データ管理システムARIA(R)の実機を利用した教育コースを実現し、医療従事者に対して、バリアン社の製品を用いた放射線治療技術に関する知識やスキルの向上のみならず、本学における医療健康科学部、大学院医療健康科学研究科の学生・大学院生等の、放射線治療技術教育の高水準化を確かなものとすることを目的としています。
日本国内における癌罹患者数の増加に鑑みると、放射線治療を高い水準で実施できる熟練した医療従事者の数を増やすことは重要であり、このたびの放射線治療人材教育センターにおけるバリアン社とのコラボレーションにより、放射線治療専門技術者という人材をより多く育て、重要な技術の有効性を高める機会を持つことが期待できます。