空手道部

DATE:2022.05.11空手道部

男子組手14年ぶり優勝!女子組手第3位!第58回東日本大学空手道選手権大会

第58回東日本大学空手道選手権大会が5月5日、日本武道館にて行われた。

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男子は14年ぶりの優勝、女子は3位の好成績を納めた(撮影:清水呼春)
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優勝を決めた宍戸(撮影:髙貫真裕)
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先陣を切る畔上(撮影:中島健士郎)
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バトンをつないだ保坂(撮影:坂下涼弥)

結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

男子団体組手
試合対戦校結果試合結果
2回戦 人間環境大 5-0 先鋒:松浦 ○5-1
次鋒:宍戸 ○5-0
中堅:木本 ○5-4
副将:山口 ○7-1
大将:吉田 ○6-0
3回戦 東京理科大 3-2 先鋒:畔上 ●1-2
次鋒:保坂 ●2-5
中堅:村田 ○3-1
副将:太田 ○3-0
大将:吉田 ○6-0
準々決勝 日本体育大 3-0 先鋒:畔上 ○1-0
次鋒:宍戸 ○2-1
中堅:保坂 ○3-0
準決勝 国際武道大 3-1 先鋒:畔上 ○1-0
次鋒:村田 ●0-2
中堅:宍戸 ○1-1(先取)
副将:保坂 ○4-1
決勝 帝京大 3-0 先鋒:畔上 ○3-2
次鋒:保坂 ○3-2
中堅:宍戸 ○3-2
女子団体組手
試合対戦校結果試合結果
1(2)回戦 東洋大 2-1 先鋒:山内 ○2-0
中堅:米盛 ●1-3
大将:山川 ○1-0
3回戦 国際武道大 2-0 先鋒:米盛 ○7-1
中堅:山内 ○3-2
準々決勝 中部学院大 2-0 先鋒:山内 ○2-0
中堅:米盛 ○6-2
準決勝 帝京大 1-2 先鋒:山内 ●0-2
中堅:米盛 ○3-2
大将:山川 ●1-5

男子団体組手は、2回戦からの登場。初戦となった人間環境大戦では、5-0の圧勝で発進するも、3回戦の東京理科大戦では、先鋒、次鋒で落とし苦戦を強いられる。しかし、最後は底力を見せ、何とか勝ち点を手にする。その後は順調に駒を進め、迎える宿敵、帝京大との決勝戦。先鋒は畔上宙(営3)。相手の上段突きが2本決まり、苦しいスタートとなったが、すぐさま上段突きで1本返すと、立て続けに奪い同点とする。最後は残り18秒のところで上段突きを決め、逆転勝利を納めた。流れに続きたい次鋒の保坂悠斗(営4)は、相手に先取を奪われるものの、素早い攻撃でお互いに点を取り合う。残り20秒を過ぎた所で、相手が裏回し蹴りを狙った一瞬の隙を逃さず、上段突きを決め優勝に王手をかける。一気に決めたい駒大は、中堅の宍戸勇斗(経4)に託される。強敵相手に、激しい攻防で点を奪い合う。2-2となり、残り10秒の所でライン側付近に追い込み、上段突きを決め逆転勝利を勝ち取った。見事、男子団体組手は14年ぶりの優勝に輝いた。

女子団体組手は、準決勝まで順調に駒を進め、王者帝京大との1戦。先鋒はこの日、全ての試合で勝ち星をあげている山内花菜(現3)。対するは帝京大の支柱である澤江。強敵相手に善戦するも、攻めきれず、0-2で初戦を落とす。次鋒は米盛希々子(心2)、相手に先取を奪われるものの、素早いフェイントで相手を揺さぶる攻撃で、3-2の逆転勝利を納め、決勝進出に望みをつなぐ。迎えた大将戦は山川未央(政4)に託される。先に2点取られてしまうも、コーナーに追い込み上段突きで1点を返す。しかし流れを掴めず、相手に立て続けに上段突きでポイントを重ねられ1-5で敗戦を喫した。女子団体組手は3位で終えた。

◆杉山監督

――14年ぶりの優勝となったが、試合を振り返って
「男子は部員が良く頑張ってくれて、決勝の内容を見ても強くなったなという印象です」

――1番良かった選手はいるか
「1人を選ぶのは難しいですね、全員が良かったです。宍戸はやっぱり、最後強い相手に逆転で一本取ったというのは本当に良く頑張ったなと思います」

――女子は惜しくも帝京大に敗れたが、振り返って
「久しぶりの団体戦で、去年までは中々、思うように試合が出来ない中で、今回は伸び伸びやってくれましたが、最後、帝京大学に技術的な部分で負けた所があったので、そこは稽古で内容を克服して本番に臨むしか道はないと思いますので、そこに尽きると思います。だから、力を出し切ってくれたのは良かったけど、そこで何が足りないのかを自分たちで理解して次に望んで欲しいなと思います」

――次に向けて
「嬉しいのは嬉しいですが、目指すのは全日本なので、慢心にならずに自分たちの課題を男子なんかも、取れるとこで取れなかったりしたのでそういう所は徹底して治したい。コロナも落ち着いて、もっと体力を使う試合が増えてくると思うので、体力面や技術面、精神面と心技体をちゃんと鍛えていきたいなと思います」

◆畔上選手・保坂選手・宍戸選手・吉田選手・村田選手

――14年ぶりの優勝となったが、振り返って
吉田「ここまで目標にして、やってきたので率直に嬉しいという気持ちと、これからも油断しないで、全日本優勝に向けて頑張りたいです」
畔上「これまで、2~3位で止まっていたので優勝は本当に嬉しいです。ここで油断しないで、全日本も優勝したいと思います」
宍戸「ずっと結果を出せていなかったのですが、今回こういった結果で、支えてくれた両親や監督、コーチ、師範に1つ、恩返し出来たと思うので今回の結果はとても嬉しいです。でも、まだ全国を取っていないので、そこで1番の恩返しが出来るようにまた頑張ります」
保坂「最高です。過信しないで、全ての試合で優勝します」
村田「率直に仲間を信じることが大切だなと思いました。これが1番大事な試合ではないので、全日本で優勝できるように頑張ります」

――決勝の試合を振り返って
畔上「先に2点取られてしまって、無理かなと思ってしまったのですが、諦めずにやって、逆転して勝てたので良かったです」
保坂「最後まで冷静にプレーできたので、それが優勝に繋がったのだと思います。最高です」
宍戸「2人がつないで来てくれたバトンだったので、押されている時も仲間の想いで頑張れた。もっと強くなれるように頑張ります」

――優秀選手にも選ばれました
畔上「初めてなので嬉しいです」
宍戸「これで終わりにならないように、次でもまた取れるように頑張りたいです」
保坂「気合を入れて、また頑張ります」

――次に向けて
吉田「5月中に関東個人戦があるので、そこでも上位独占できるように頑張りたいと思います」
畔上「全部の大会、優勝します」
宍戸「全部優勝します、頑張ります」
保坂「日本一になります」
村田「日本一になります」

◆山川選手・米盛選手・山内選手

――惜しくも帝大に敗れたが、試合を振り返って
山川「改善点とか明確に分かってきたので、そこをしっかり詰めて、次の大会につなげられるようにしていきたいと思います」
米盛「連続で同じ相手に負けてしまっているので、次こそは絶対に勝つ気持ちを持って、しっかり練習したいと思います」
山内「いつも同じ相手に負けてしまっているので、次こそは勝てるように課題を詰めてやっていきたいと思います」

――改善点はあったか
山川「取れる場所がもっと沢山あったので、その取りこぼしをなくしていきたいと思います」
米盛「もっと全体的に、自信を持って組手ができるようにしたいです」
山内「帝京大はプレッシャーとかも凄くて、それに対して下がってしまったので、そこを改善していければと思いました」

――男子が優勝したことに対するコメント
山川「男子が優勝してくれて、すごく嬉しく思いますし、女子もそれに続けるように頑張っていきたいと思います」
米盛「しっかり刺激を受けて、同じ練習をしているので、自分たちも男子に負けないくらい強くなりたいと思います」
山内「男子は女子にはない気迫や気持ちの強さがあって、その部分で優勝できたと思うので、女子も気持ちのある試合を、もっとしていきたいと思います」

――次に向けて
山川「次はもっと良い順位を目指せるようにチーム全体で頑張っていきます」
米盛「日本一になりたいです」
山内「日本一になりたいです」

(執筆者:中島健士郎)

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