認知症のイメージを変えろ! ~世田谷区職員によるアクション講座~

「なってしまったらおしまい」、「自分には関係のないこと」といった認知症のイメージが、認知症ご本人や周囲の人を傷つけます。

すでにお伝えしましたように、学生が認知症観の転換に向けて世田谷区と企画を進めています。(参考「認知症のイメージを変えろ! ~経営学部学生が世田谷区と認知症観事業の広報を考える~」)

2022年9月28日、「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」施行から2周年となる10月を控え、小野瀬ゼミナールでは世田谷区 介護予防・地域支援課の 笹原 知美 氏より講義をいただきました。

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講義される笹原氏

講義では、世田谷区の高齢化の状況、区での取り組み、認知症ご本人からのメッセージを紹介くださいました。最大の問題点は、認知症について若い世代の関心が低いことです。

誰もがなりうる、誰もが当事者である認知症。どうすれば関心を持ってもらえるのか。
学生たちは実地とオンラインの計5チームに分かれ、それぞれのチームから提案を行いました。それぞれのチームからユニークな提案がなされました。

世田谷区 介護予防・地域支援課係長 北畠 たまみ 氏より「学生自身の目から丁寧に考えられており、ユニークな提案や実現可能な提案もあった。認知症観の転換は皆さんの住む地域を理解する上でも大事なこと」と評されました。

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総評される世田谷区の北畠氏 教場奥左より沓澤氏 大町氏 

授業を終えた後の感想からは「認知症はこわくて悲しいものというイメージがなくなった」、「新しい取り組みが増えて、認知症の方が生きやすくなる世の中になったらいい」、「周りの人が味方になって支えることが大切」といった感想がありました。

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司会をつとめる神崎さん

総合司会をつとめた神崎飛鳥さん(経営学科3年・神奈川県立海老名高等学校)は、次のように振り返ります。

「少し重めなお話かと思っていた認知症の世界ですが、イメージが変わりました。こういった認識がもっと広まるといいです。司会もこちらに任せてくださいまして円滑に進められました。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。」

多様な個性を尊重しながら共創を目指す「駒澤大学ダイバーシティ推進に関する基本方針」にのっとり、10月から認知症観転換のための展示を行います。

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このたび素晴らしい機会をくださいました世田谷区介護予防・地域支援課の皆様にお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

続報をお楽しみに。

(H.O.)