学生が卒業生にインタビュー ~データセクション 安斎先輩 編~
経営学部公認学生団体KOSMOSによる卒業生へのインタビューシリーズ第3回目です。
前回は世田谷区役所の菅沼先輩にお話を伺いました。今回はKOSMOSの名付け親の安斎 奈々 先輩(市場戦略学科 2018年卒)です。
以下学生からの記事です。
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駒澤大学 経営学部公認 学生団体 KOSMOSは、卒業生の方々とのつながりの強化や学生間の交流促進を目的に学生が主体となって活動しています。
今回は、卒業生の方々のつながりの強化の一環として、5名の方に卒業生インタビューを行いました。現在就職活動中の3、4年生や今後就職活動を控える1、2年生の学生の皆さんのお役に立てたら幸いです!
3人目は、データセクション株式会社の安斎 奈々さん(2018年3月卒業)のインタビューをご紹介いたします。
2022年8月21日に、篠原 莉奈さん(経営学科3年)、岩崎 美桜さん(経営学科2年)、八百谷 優希さん(市場戦略学科1年)がzoomにて、インタビューしました。以下、インタビューの内容です。
①仕事について
Q1. 現在、どのようなお仕事をされているか
IT・ビッグデータ業界で営業のお仕事をされているそうです。小売業界を対象とした B to B 形態で、提供商品:SaaS(サース)※を提供しているとのことでした。
※Web 上でサービスのように利用できるソフトウェア
Q2. やりがいや大変なこと
・仕事のやりがいについて
小売企業が効率的に販売を行うことができるようなビジネスツールを販売、データを活用して効率的な運営を可能にすることを目的としているため、顧客から業務が改善したといわれたときにやりがいを感じるとお話しされていました。
また、人によってニーズやデータの活用方法が異なるため、常に自身のアイデアを加えて最適な提案をすることもやりがいの1つだそうです。
・大変なこと
目の前の顧客以外のことも考えて提案する必要があることが大変であり、楽しい部分でもあるとお話されていました。提案をする際には、決定権を持っている担当者は誰なのか、予算はついているか、ついていなかったらどの様な説得方法で相手方の企業を納得させられるかなど、会社の構造も考慮しなければいけない点が難しいとのことでした。
②就職活動について
Q1. 就職活動の思い出(○○が大変だった、印象的だった)について
印象に残っている失敗談として、アミューズメントを運営している企業の面接でその企業の強みである複数事業の多角的展開を、1つの事業に集中できていないと、逆に弱みとして話してしまったこととお話されていました。企業情報をきちんと調べることと、事前にシュミレーション等の準備が大切とのことでした。また、自分に合う企業を見極める=自分が企業の強みを本当に強みとして捉えられるかどうかも重要とお話しされていました。
Q2. その業界、会社に興味を持った理由やきっかけ
中野ゼミ(マーケティング・コミュニケーション)での経験がきっかけとお話しされていました。自分の立てた仮説を検証するためにデータ検証について学習し、大きな可能性をもつデータを用いて人を助けたいと思うようになったとお話しされていました。
Q3. 就職活動で「これ役に立ったな」ということについて
授業と課外活動に熱心に取り組んだことが役に立ったとお話しされていました。
真面目な学生で授業にも熱心に取り組み、その他、課外活動としてはオープンキャンパスのスタッフや KOSMOS、FD スタッフも参加していたそうです。様々な活動に取り組んだことで、自分が何に興味があり、どんなことをするのが好きなのかを見定めることができ、働いた際に、どの様に活用できるかのイメージができたとお話しされていました。
Q4.就職活動を行う上でどんなことが大切だと考えているかについて
自分に嘘をつかないことが大切だとお話されていました。背伸びのし過ぎや、我慢すればいいという考えは捨てた方が良いとのことです。就職後の自分自身を苦しめることになってしまうため、自分自身に嘘をつかず正直にいることが重要だとのことでした。また、「内定は就活のゴールではあるかもしれないけれど、人生という長い目でみるとスタート地点に過ぎない」とお話しされていました。
③大学時代について
Q1. 大学時代の一番の思い出について
KOSMOSで活動したことが一番の思い出とお話しされていました。過去にゼミフェスという企画の企画・運営を行い、営業の基礎になるノウハウを学ぶことができたそうです。KOSMOS での活動は、授業で学んできたことをアクティブラーニングとして活用でき、環境を改善できる点や、学生で一から企画を立ち上げて実行できる点など、多くのメリットがあるとお話しされていました。
Q2. 大学時代、こうしておけば良かったなということがあれば教えて欲しい
授業やゼミ、課外活動に集中していており、アルバイトをしていなかったため、しておけばよかったとお話されていました。アルバイトの経験があれば、さらに視野を広げることや、人とお金の関係を具体的に感じることができたと思う、とのことでした。
④駒澤大学の学生に向けてメッセージ
やりたいことを我慢しないほうがいい、勉強でも趣味でもなんでもいいので、熱中できるものを見つけてほしいとお話しされていました。得たものは自分の経験や糧としてつながるので、興味を持ったらすぐに実行することが大切とのことです。また、「たくさんの活動を行う上で、優先順位をつけるには?」と追加で質問をさせて頂いたところ、自分の行っている活動の中で、どんなリターンが返ってくるかで判断するのがいいとお話しされていました。
今の活動の楽しさややりがいだけでなく、身につくスキルや経験といったリターンで優先順位をつけることも重要とのことです。
⑤最後に
安斎様にお話を伺い、大学生活において様々なことに挑むことが就職活動の際に生きてくるということを改めて学びました。そして、それらを通して自分の好きなこと、得意なことを見つけていくことが重要だということが分かりました。安斎様、ご協力いただき有難うございました。
次回は、出版社の広告営業で活躍する卒業生の方へのインタビューをご紹介いたします。
どうぞお楽しみに♪
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(H.O.)