硬式テニス部

DATE:2024.09.09硬式テニス部

託された1部昇格 12人で挑んだリーグ戦は4位と2部残留で終わる

240909_1-2
ボールを打ち返す穴田(撮影・大庭瑠晟)
240909_1-1
粘りをみせた辻内

240909_1-3
ボールを力強く打つ田村
240909_1-4
単複に出場した宮本

9月8日に東国大川越第2キャンパスで関東学生テニスリーグ(女子第60回)最終戦対東国大戦が行われた。東国大に勝利すれば1部との入替戦へと進めたが、ダブルスを0勝とシングルスも0勝の0勝7敗で敗北した。この結果、駒大は4位で終わり、2部残留となった。

◆スコア
駒大 0-7 ☆東国大

◆ダブルス
D1
●穴田琴音・宮本雪凪 0(6-0,6-3)2 ○大坪花・星野桃花
D2
●白石真里名・横田真央 1(6-2,2-6,7-10)2 ○石川和奏・原田悠衣

◆シングルス
S1
●宮本雪凪 0(1-6,1-6)2 ○大坪花
S2
●白石真里名 0(0-6,2-6)2 ○星野桃花
S3
●田村瑞姫 0(1-6,4-6)2 ○原田悠衣
S4
●穴田琴音 1(6-3,4-6,3-6)2 ○石川和奏
S5
●辻内未海 0(4-6,4-6)2 ○田中舞璃花

◆戦評

第4戦までを終えて3勝1敗であった駒大は、1部との入替戦へと進むためにも勝利を目指し、同じくリーグ戦3勝1敗の東国大と対戦。ダブルスから勢いに乗っていきたかった駒大だが、D1の穴田琴音(歴4)・宮本雪凪(国3)ペアは、第1セットをまさかの0-6で落としてしまう。何とかファイナルセットの持って行きたい第2セットではあったが、相手の力強く正確なショットに攻められ相手のペースで試合が進んでしまう。そのまま相手の勢いに押され敗れてしまう。D2の横田真央(社2)・白石真里名(営2)ペアは、第1セットの3ゲーム目までは相手ペ-スで試合が進むが、徐々に横田のスマッシュや白石のショットが決まりだしそのまま第1セットを先取するが、第2セットは相手の勢いを止めることができず落としてしまう。ファイナルセットはお互いに取られては取り返しての展開が繰り広げられるが、終盤にミスを重ねてしまい7-10でファイナルセットも落としてしまう。シングルスで逆転勝利を目指した駒大だったが、S4の穴田は第1セットを奪い、連取したかったが相手のショットが決まりだしてしまい落としてしまうと、ファイナルセットもそのまま突破口を見いだせず敗退となった。S5の辻内未海(社1)もデュースに何度も持ち込み粘るが、要所でミスが出てしまい勝利とはならなかった。その他の選手たちも粘りのプレーで食らいつくも相手の正確なショットに手が出ずシングルスも1勝できず敗北した。

◆インタビュー

◆江口淳一監督(62)

ーー対戦相手の印象は
「やっぱりリーグを勝ち抜いてるだけあって弱くはなかった。インカレでも活躍している選手が多かったのもあったと思う。駒大としては、あまり負けたことがなかったので、選手たちもやってくれるかなと思ったが、経験不足の弱い部分が出てしまったと感じる」

ーー試合を振り返って
「ダブルスで2-0にできなかったのが痛かった。2-0でなくても1つでもとってればという部分が、敗因だと思う。アウェーということで、男子の応援もあったなかで、雰囲気に飲まれてしまったと言わざるおえないところもある。選手の調子自体は悪くはなく、勝てない相手でもなかったのでもったいなかった」

ーーリーグ戦全体を振り返って
「去年の4年生は、やれる選手が多かったので、今年のチームはリーグ戦を経験している選手が少なく、初めて出場する選手が多かった。緊張もだいぶあるだろうと思っていたので、あまり言っても逆にプレッシャーになってしまうと思い、いつもよりは抑えてはいたがちょっと言わなすぎたなと感じた」

ーー1〜3年生に今後期待することは
「4年生の4人が、抜けてしまうと来年の3月まで8人になってしまうが、この8人でやっていくしかない。夏のリーグ戦のテニスは大変なのでそれを想定しながら、やることをやっていきたい」

◆田村瑞姫(国4)

ーー対戦相手の印象は
「一度春関で対戦したことがあったので、相手のプレーとか、自分の調子を考えて対戦した」

ーープレーを振り返って
「そこまで悪くはなかったが、相手にすごく攻略されたなと感じた。それに対して、自分が対応することができなかった」

ーーリーグ戦全体を振り返って
「先輩方のような立場でやり切ることができなかったのが、すごく悔しいが自分は自分だと考えたときには、やるべきことをしっかりとこの5戦は、できたと感じた」

ーー後輩に向けて
「1部との入替戦に行くことができなかったという悔しい思いを、1人1人が実感していると思うので、その思いを行動に変えて頑張って欲しい」

◆穴田琴音(歴4)

ーー対戦相手の印象は
「ダブルスは一度対戦したことがあり、負けていた相手だったということもあり、最初から受け身になってしまった。東国大はダブルスが強く、自分たちが引いてしまった部分があった。シングルスは初めて対戦した相手で、情報が特になかった。序盤は自分のテニスができていたが、相手がどんどん前に攻めてくる感じだった」

ーープレーを振り返って
「ダブルスは緊張していたこともあって、いつものプレーをすることができなかった。シングルスは、悔いなくできたと自分のなかでは感じている」

ーーリーグ戦全体を振り返って
「単複で全試合出場させてもらったことが初めてだったので、体力な面とかで心配な部分はあった。それでもこのラスト1年はやり切れた」

ーー後輩に向けて
「去年先輩から、1部昇格を託されたなかで約束を果たすことができなかったので、後輩たちには1部昇格を果たしてもらいたい」

◆宮本雪凪(国3)

ーー対戦相手の印象は
「ダブルスは2人とも勢いのある選手で、1つ1つのショットが正確で、速くて重かった。それに加えて前にも攻めてくるので、引いてしまった部分があった。シングルスは、バックが強く、スライスでボールの軌道を変えてもドロップで返されたりと自分が展開を変えてもそれにうまく対応されてしまった。ショットも正確だった。自分も足を痛めていたが、もう少しできたのではないかと悔いが残っている」

ーープレーを振り返って
「ダブルスとシングルスどちらも自分の思ったようなプレーをすることができなかった。来年のリーグ戦に向けて今度は勝てるように練習していきたい」

ーーリーグ戦全体を振り返って
「初めてリーグ戦にD1とS1で出場させてもらったが、団体戦の緊張感はメンバーになって改めて感じた。プレッシャーのかかった試合で自分のプレーがどれだけできるかが、それがホームであってもアウェーでもそうだしコートが変わったり、対戦相手に力があったとしても全てにおいてすぐに対応できるようにして、1つ1つのショットの精度を上げたいと感じた」

ーー今後に向けて
「去年の夏関は、1回くらいしか勝ててなくダブルスに関しては本戦にも上がれてないので、今年は単複共に1つでも多く勝てるようにリーグ戦で学んだことを活かしていきたい」

執筆者:大庭瑠晟

関連記事 - 「硬式テニス部」カテゴリーの新着記事

一覧を見る