ラストイヤーでつかんだ全日学への切符!
第90回全日本大学総合卓球選手権大会・関東地区予選会(以下:全日学関東予選)が8月5日から7日にかけて、和光市総合体育館で行われた。駒大から予選に多くの選手が出場し、全国の大学生個人トップを決める本戦出場を目指して白熱した戦いを見せた。結果、インタビューは以下の通り。
男子ダブルス
男子ダブルス予選3回戦
加藤/菅 3-1 佐々木/本山(東経大)
奥住/相楽 3-0 夏目/廣瀬(城西大)
安藤/小暮 1-3 竹中/村野(大正大)
河野/八幡 1-3 笠井/熊谷(日体大)
近藤/後藤 3-2 門脇/山下(専大)
岡崎/日髙 3-1 髙野/原(埼工大)
国広/松井 3-0 鈴木/萬(武蔵大)
前川/丹羽 3-0 玉田/田村(早大)
原/丸山 3-1 岩木/佐藤(大正大)
男子ダブルス代表決定戦
加藤/菅 3-0 桐野/神保(大正大)
奥住/相楽 3-2 笠井/後藤(専大)
近藤/後藤 1-3 内田/林(法大)
岡崎/日髙 2-3 飯野/橋本(法大)
国広/松井 1-3 中島/二井原(専大)
前川/丹羽 3-1 荒井/木谷(専大)
原/丸山 3-2 松本/鈴木(筑大)
ダブルス本戦出場(5ペア) |
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奥住 祐太(経4)・相楽 将(営4) |
加藤 渉(経3)・管 琉乃介(経2) |
前川 祐輝(政3)・丹羽 良(商2) |
原 圭祐(地1)・丸山 哲史(営1) |
※木村飛翔(商4)・白山 遼(経4) |
ダブルスでは4ペアが予選を勝ち抜き、本戦出場を決めた。6月に行われた関東学生卓球選手権で3位入賞した木村・白山ペアは関東学連の推薦により無条件出場。計5ペアが本戦出場という好成績を残し、駒大は大健闘した。主将の奥住はラストイヤーで悲願の全日学初出場をつかんだ。
男子シングルス
男子シングルス代表決定戦
丹羽良 2-3 岩井田(法大)
管琉乃介 3-0 加藤(日大)
加藤渉 3-1 安藤(国学大)
丸山哲史 1-3 剣持(明大)
安藤実慶 0-3 原田(専大)
相楽将 3-0 石井(東電大)
日髙智貴 3-0 竹中(大正大)
白山遼 3-0 中島(専大)
前川祐輝 3-0 大場(法大)
小暮桜介 0-3 道廣(中大)
奥住祐太 1-3 遠藤(日体大)
岡崎将大 2-3 矢島(中大)
シングルス本戦出場(8選手) |
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白山 遼 |
相楽 将 |
加藤 渉 |
前川 祐輝 |
管 琉乃介 |
日髙智貴(経1) |
※木村 飛翔 |
※松井駿介(営2) |
シングルスでは6選手が予選を勝ち抜き、本戦出場。木村は6月の関東学生卓球選手権にて7位入賞を果たし、松井は2月に行われた関東学生会長杯争奪戦にて優勝したため、予選免除で本選出場が決まっている。本戦は10月28日から31日にかけて所沢市民体育館で行われる。全国の熾烈な予選を勝ち上がった学生個人のトップを決める本選にも大きな期待が高まる。
選手インタビュー
◇奥住祐太 主将
――ダブルス決定戦の感想
「相手は同じ中学の同級生、小学校の時から知っていて今でも仲良く遊ぶ友人のペアだったので感慨深いものがあった。試合内容としては2-0で迎えた第3ゲームは10-7で勝っていたが、そこで勝ちを意識してしまい力が入ってしまった。第3セットを取られて流れを持っていかれ、最終セットも4-10という、あと1点取られたら負けという状況だった。
パートナーの相楽と『負けたらしょうがない、力を抜いて最後まで頑張ろう』と話した。まさか勝てるとは思っておらず、自分も相楽も勝った時は代表を取ったという実感がありませんでした。しかし4年目にして代表取れたのはすごく嬉しかったです」
――本戦への意気込み
「初めての全日学なのでまずは試合を楽しみたいと思う。ランク目指して頑張ります!」
◇白山 遼
――シングルス決定戦の感想
「去年より精神的に緊張度が高く震えるくらいだったが、そんな中深呼吸して呼吸を整えて冷静に判断できたお陰でやるべき事をしっかりできたと思う。また相手の選手に対して攻めることをやめたらこれは負けると思ったため、最後の最後まで攻め続けることを意識して戦った。その結果しっかり勝ちをモノにできたと思う」
――本戦への意気込み
「予選を通過した今、まだスタートラインに立っただけで本当の勝負はここからだと思っている。ラストイヤーなので、壁をなんとしても超える、超えてみせます」
◇相楽 将
――ダブルス決定戦の感想
「ダブルスでは同期の奥住が頑張ってくれたおかげで勝つことができた。逆転されてしまった場面もあったが、気持ちで相手に勝つことができたため本戦でも気持ちで負けないように頑張りたいと思います」
――シングルス決定戦の感想
「ペン粒の選手が相手だったが、試合で負けてしまった安藤が自分のために練習や相手の弱点などを教えてくれて勝つことができた。自分の試合だけでなく私の為に動いてくれた安藤はとても心強かったです」
――本戦への意気込み
「技術で勝つのではなく4年生最後なので気持ちで勝ちにいきたいと思う。出たくても出れなかった後輩もいるので、その人たちの分まで背負って最高のプレーをしていきたいと思っています」
◇加藤 渉
――ダブルス決定戦の感想
「自分達らしいプレーができたと思う。お互いに要所でいいプレーが出せた。管が試合中自分に声をかけてくれてとても頼もしかった」
――シングルス決定戦の感想
「シード選手に勝ってる相手なので勢いに乗らせると危ないなと思っていた。サーブが上手い選手だったのでベンチの国広さんにもっとコースと長短を使い分けるアドバイスと自分のサーブの回転を変えるアドバイスをもらったので、そこを意識したのが勝ちに繋がった」
――本戦への意気込み
「最近試合で勝ってなかったため、目の前の試合を1試合1試合集中して勝ちに行けば自ずと結果がついてくると思う。去年の成績を超えたいです」
◇前川 祐輝
――ダブルス決定戦の感想
「決定戦の相手は他の試合で結果を出していたペアなので緊張したが、それ以上に自分たちの仕上がりが良くて自信を持ってプレーすることができた」
――シングルス決定戦の感想
「序盤から自分の得意な展開に持ち込むことができ、最後まで落ち着いて試合することができた」
――本戦への意気込み
「去年はシングルスのみの通過で本戦では2回戦で敗れてしまった。今年は本戦で良い結果を残すことを目標に練習してきた。ダブルスも通過することができたので、2種目ともランクを目指します」
◇管 琉乃介
――ダブルス決定戦の感想
「ダブルスでは加藤さんと前日からどのように戦うかを話し合ってそれが試合でできたのが勝利の要因だと思う。本戦に向けても頑張っていきたいと思います」
――シングルス決定戦の感想
「シングルスでは去年通過することができなかった悔しさを胸に、1回戦目からチャレンジ精神を持って試合ができた。代表決定戦でも自分のプレーができて勝ててよかったです」
――本戦への意気込み
「本戦に向けて日々の練習から自分の課題に取り組みシングルス、ダブルスともにいい結果を出せるように頑張っていきたいと思います」
◇丹羽 良
――ダブルス決定戦の感想
「決定戦の相手は関東学生選手権でベスト16に入っている強いペアだったため、向かっていく気持ちを持って試合に入った」
――本戦への意気込み
「本戦では去年はダブルスであまり自分たちのプレーをできずに負けてしまったため、今年は結果を考えずに思い切りのいいプレーができるように準備していきたいです」
◇原 圭佑
――ダブルス決定戦の感想
「とても緊張したが、観客席でチームメイトが応援してくれる声が聞こえてきた。その声援とパートナーの丸山が決めてくれたおかげで勝つことができました」
――本戦への意気込み
「本戦では2人で力を合わせ、優勝を目指して頑張っていきたいです」
◇丸山 哲史
――ダブルス決定戦の感想
「予選を通過できて嬉しい。とても接戦になり苦しい展開も多かったが、お互いで声掛けをし合いながらなんとか勝つことができました」
――本戦への意気込み
「本戦まであと2ヶ月くらいしかないので今回見つかった課題をもっと克服し、さらに上を目指して頑張っていきたいと思う。連日試合に帯同してくれたマネージャーにも感謝し、これからも邁進していきたいです」
◇日髙 智貴
――シングルス決定戦の感想
「対戦した大正大の竹中選手はインカレで管さんが対戦しており、強い選手というのは知っていたため自分は向かっていくだけだと思い、挑戦者の気持ちで臨んだ」
――本戦への意気込み
「本戦は決定戦と同じように強い選手がたくさん出てくるので、挑戦者の気持ちを持って自分の実力を発揮できるように頑張ろうと思います」