剣道部

DATE:2024.09.21剣道部

男女ともに全国へ!関東女子学生剣道優勝大会

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(撮影:森山蒼斗)
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(撮影:川本凌生)


第50回関東女子学生剣道優勝大会が9月21日墨田区総合体育館にて行われた。全日本女子学生剣道優勝大会出場のために負けられない一戦。結果、インタビューは以下の通り。

結果

先鋒次鋒中堅副将大将勝数得本数
駒大 政野 小倉 中田 村田
× × ×
城国大
尾山 谷口 崎尾 荒木 森川

先鋒次鋒中堅副将大将勝数得本数
駒大 政野 小倉▲ 中田 村田
× ×
神大
加藤 高橋 箸尾 清水 井上

先鋒次鋒中堅副将大将勝数得本数
駒大 政野 中田 小倉 村田
×
東洋大
屋代 楠岡 大塩和 神部 大塩優

先鋒次鋒中堅副将大将勝数得本数
駒大 政野 田中 村田 小倉
× ×
法大
松下 内藤 稲田 寺坂 水川

戦評

全国出場は最低条件でベスト4を目標に臨んだ駒大剣道部女子。
初戦は城国大との対戦。先鋒の政野愛華(政2)が試合開始早々にメンで一本を、小手面でメンを決めて二本勝ちし、良いスタートを切る。次鋒のレヴィン小倉 名峰美(政3)と中堅の中田はな(政4)は引き分けるも、副将の女子主将村田七菜(法4)が試合開始すぐにメンで一本を取り、相手の意表を突くツキで二本目を取り、初戦を突破する。

2試合目の相手は神大。先鋒の政野が二本勝ちすると、この試合次鋒のレヴィン小倉がメンを決めて一本勝ちし、試合を有利に進める。中堅の中田、副将の村田の引き分けで、全日本女子学生剣道優勝大会出場を決めた。

3試合目の相手は東洋大。先鋒の政野は引きメンを二本決めて二本勝ちするも、次鋒の中田が引き分け、中堅のレヴィン小倉はメンで一本を取るもツキで一本を即取り返されて1−1の引き分け。副将戦では村田がコテを決められ、東洋大に追い上げられる。どうにかして守り切りたい大将戦で碇が序盤でメンで一本を取ると試合場の角に追い込まれながらも二本目のメンを決めてベスト8入りを果たした。

ベスト4の壁を超えたい駒大の前に立ちはだかるのは、昨年大会連覇を果たし、3連覇を狙う法大。
先鋒の政野は相手にメンで一本を取られる。取り返そうと自分から技を仕掛けるも時間切れで一本負け。次鋒として出場した田中志帆(営1)は一本が出ずに引き分け。この試合中堅の村田は相手にメンで一本負けを喫してしまう。後がない駒大は副将のレヴィン小倉がギアを上げて積極的に攻撃するも一本取れず引き分けで終わる。大将の碇はメンで一本勝ちするも勝者数、取得本数両方で法大が上回り、目標としていたベスト4進出とはならなかった。

先に行われた関東学生剣道優勝大会でベスト8に入った駒大男子は10月14日にAsueアリーナ大阪で全国学生剣道優勝大会が、女子の全国女子学生剣道優勝大会は11月10日に春日井市総合体育館(愛知県)にて行われる予定。

インタビュー

◆中清剛監督

ーー今日の試合を振り返って
「もう1つだった。連続で勝てなかったことが悔やまれる」

ーーチームとして全国出場ができたが
「出場するだけでなく、優勝を目指して頑張りたい」

ーー良かったところは
「全員が一致団結してチームワークが良かったことが1番良かった」

ーー今日の反省点は
「全員に向けての課題として、個々の力をもっとつけなくてはならないと思った」

ーー最後の試合で4年生の中田選手を1年生の田中選手に変更したが
「田中選手は1年生ながらも力があるため、今後のためにも力を試して、頑張って欲しいと思ったから」

ーー次の大会に向けて
「ここはもう1回、上位を目指して、法政大学にはリベンジするつもりで、また全日本で3位入賞、優勝を目指して頑張っていきたいと思う」

◆政野愛華(政2)

ーー今日の試合を振り返って
「チーム全体のことを見て、先鋒の自分がチームに活気をもたらさなくてはいけず、結果的には3回戦目まで勝つことができたが、最後の法政大戦で自分が負けてしまい、チームも負けてしまったため、先鋒は大切な役割だということを思い知らされた」

ーー今日の調子は
「比較的良かった」

ーーチームとして全国出場ができたが
「チームワーク、各々の課題を解決して、今後精進していきたい」

ーー今日の良かったところは
「攻めの剣道が出来たところ」

ーー今日の反省点は
「入りがワンパターンになってしまい、それが相手にバレてしまったため、そこをもっと工夫していく」

ーー次の試合に向けて
「歓声が止まないくらいの良い打突と、チームに活気をもたらすことができるように頑張りたい」

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◆村田七菜(法4)

ーー今日の試合を振り返って
「チームで戦うことを意識して、最終的に負けてしまった時は、負けを後ろで挽回できなかったということもあったが、チーム力はとても良く、団結力も大いにあったため、全日本に向けて、技術面と気持ちの面を克服して、次に向けて頑張りたいと思う」

ーー今日の調子は
「良くもなく悪くもなくであったが、出せるものが出せなかったことは少し悔いが残ったため、そこは全日本に向けてまた頑張りたい」

ーーチームとして全国出場ができたが
「チームが全国出場できる力を持っていることは分かっていた。全国出場して、その場でどれだけ上に上がれるかということが、自分たちの目標としていることのため、全日本では入賞を目指して頑張りたいと思う」

ーー今日の良かったところは
「あまり普段打たない技を打って1本決めたということがあったため、それを安定して出せるように頑張っていきたい」

ーー今日の反省点は
「少し取り急いでしまって、チームのことをあまり考えることができなかったということがあった。後ろに人がいるため、後ろに回せるようにスコアを考えて、また試合に向けて稽古をしたいと思う」

ーー次の試合に向けて
「全国優勝をする勢いで、練習に励みたいと思う」

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一本を決め、開始線に戻る村田(撮影:森山蒼斗)

◆ レヴィン小倉 名峰美(政3)

ーー今日の試合を振り返って
「最後の法政大戦で自分が取らなくてはいけないところで、取る事が出来ず、そこが今日の1番の反省点だと思う」

ーー今日の調子は
「1試合目の相手がやりづらく、その時点で自分の調子が上がらず、2試合目で、段々自分の調子を上げながら、自分の剣道を戻していった」

ーーチームとして全国出場ができたが
「そこは嬉しいことだが、やはり今大会でベスト4の壁を超えることが出来なかったということが悔しい。全日本では去年はベスト8だったため、それを超えられるように頑張っていきたい」

ーー今日の良かったところは
「足を動かす剣道が自分の強みだと思うため、足を止めずに動かすことが出来たことが良かった」

ーー今日の反省点は
「法政大戦で自分が1本にしないといけないところで取り組むことができなかった点が課題だと思うため、今後の練習で徹底していきたい」

ーー次の試合に向けて
「自分が出した技を全部1本に出来るように、練習から打ち切ることを意識してこれから練習していきたい」

◆碇桃花(経2)

ーー今日の試合を振り返って
「今日の試合は全国出場がかかっていたため、全国出場を目標に頑張った」

ーー今日の調子は
「初戦と2回戦はあまり良くなかったが、大将として意地を見せないといけないと思ったため、後半は頑張ることができた」

ーーチームとして全国出場ができたが
「全日本が4年生の最後の試合で、どうしても全国出場したかったため、それを決めることが出来て嬉しい」

ーー今日の良かったところは
「チームがどのような状況でも、チームのためになる試合結果に持っていくことができた」

ーー今日の反省点は
「2回戦目で負けてしまい、大将が負けてしまうとチームの雰囲気が下がってしまうため、そこは反省点だと思った」

ーー次の試合に向けて
「次は全日本があり、そこでベスト4に入れるように、これから2ヶ月間頑張っていきたい」

◆ 田中志帆(営1)

ーー今日の試合を振り返って

「法政大戦からの出場だったが、先輩達が全国出場を決めてくれたため、自分は足を動かすことを意識して、いつもと比べて良い試合の入りができたと思う」

ーー今日の調子は
「いつも通り」

ーーチームとして全国出場ができたが、どう思うか
「先輩達はさすがだということと、全日本に向けてこれからより一層頑張らないといけないと思う」

ーー今日の良かったところは
「いつも初戦の入りが悪いが、初戦の入りが良かったことと、しっかり自分の剣道をすることができた」

ーー今日の反省点は
「1本にはならなかったけれども、打たれてしまった場面があったため、そこは修正するべきだと思う」

ーー次の試合に向けて
「次は全日本で4年生が最後の試合になるため、去年よりもいい結果を残せるように、またチームで頑張っていきたい」

執筆者:森山蒼斗

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