
春季リーグ後半戦突入!!奮闘も連敗続く
2025年度関東男子バレーボール1部リーグ戦も後半戦に突入。駒大バレーバール部は国士館大、法政大、筑波大、学芸大と対戦。駒大は強みの粘り強さを発揮しチーム全員で奮闘するも、連敗してしまう。リーグ戦最終日である24日に今季初勝利の期待がかかる。
試合結果 国士館大戦

駒大VS国士大 | |
---|---|
セット | 0-3 |
第1セット目 | 20-25 |
第2セット目 | 21-25 |
第3セット目 | 18-25 |
試合戦評
粘り強い繋ぎのバレーで相手に食らいついた駒大。小林拓磨(営2)の速攻などでポイントを重ねるも、なかなか点差を縮められない展開が続く。国士舘大のブロックに苦しみ、13-17と大幅リードを許すと、その後も流れを掴むことができず、20-25でこのセットを落とした。
続く第2セットは序盤から国士大のブロックに苦戦し、4点差をつけらる苦しい立ち上がりとなる。中盤に入っても9-13と点差は縮まらず、10-15の場面でと尾崎太洋(経2)をコートに投入。ブレイクを奪えない場面が続いたが、終盤安部竜乃介(G4)のライトバックから3連続得点で国士大に18-19と1点差に詰め寄る。流れをつかんだかに思われたが、2本連続ブロックされてしまう。その後も攻めの姿勢を崩さなかったが、21-25でこのセットも奪われてしまう。
あとがない3セット目、樋口響(政4)はパイプ攻撃を多用し、3-2と良いムードで試合をスタート。国士大サーブに押され6-8と逆転を許すも、小林の痛快なブロックが見られた。さらに尾﨑と立石結大(歴1)の2枚替えに加え、河内優昇(仏3)を投入。駒大全員で持ち味の粘り強いバレーボールを展開。熾烈な長いラリーを制する場面も見られたが、18-25でこの3セット目も落とし、セットカウント0-3で敗戦となった。



(撮影:武宮琉汰、澤口伶菜)
試合結果 法政大戦

駒大VS法大 | |
---|---|
セット | 0-3 |
第1セット目 | 22-25 |
第2セット目 | 22-25 |
第3セット目 | 22-25 |
試合戦評
木下魁斗(営3)のブロックポイントで先制点を獲得し、その後も点を重ね4-0と上々の立ち上がりを見せた第1セット目。粘り強く攻撃をつなぎ6点差につけるも、徐々に点差を縮められ10-10の同点に。その後も相手の猛攻に失点を重ねる。流れを変えたい駒大は18-21の場面でリリーフサーバーとして池田基生(営1)を投入。連続得点に成功するも追いつくことができず22-25でこのセットを落とした。
第2セットも駒大が先制。駒大がリードする形で同点が続くも、中盤からは法政大の連続得点で苦しい展開となる。森本泰地(現1)のレフトからの強烈なスパイクで勢いに乗ったかに思えたが、パイプ攻撃をブロックされ点差が広がる。なんとか追いつきたい駒大は安部竜乃介(G4)と尾﨑太洋(経2)をコートに送るも流れを変えることができず。21-24と3点差で迎えた法政大のマッチポイント。リリーフサーバー敷浪孝一(経1)のサービスエースで得点するも、連続得点とはならず22-25で2セット目も奪われてしまう。
後に引けない駒大。安部竜乃介(G4)の攻撃でこのセット初得点を奪う。法政大のブロックに苦しみ8-10とリードを許すも、得意の粘りのバレーボールで攻撃をつなぎ5連続得点。その後は相手の攻撃に苦戦しながらも互いに点を奪い合う白熱したラリーが続く。17-18の場面でリリーフサーバー敷浪孝一(経1)が2セット目に引き続き再び投入されるも得点とはならず。池田も加わり積極的な攻撃を仕掛けるも22-25でセットを落とし、駒大はセットカウント0-3で法政大に敗れた。

(撮影:五味沙那子、武宮琉汰)
試合結果 筑波大戦
駒大VS筑波大 | |
---|---|
セット | 0-3 |
第1セット目 | 14-25 |
第2セット目 | 16-25 |
第3セット目 | 27-29 |
試合戦評
春季リーグ戦で5位の強豪、筑波大との一戦。第1セット、駒大は相手の多彩な攻撃に苦しみ、流れを掴めずブレイクを許してしまう。木下魁十(営3)のシャットアウトやBクイック、安部竜乃介(G4)のスパイクで応戦するも、14-25でこのセットを落とす。
続く第2セットは序盤から激しいラリーが続く。しかし、筑波大の粘り強い守備に阻まれ、なかなか得点を重ねられない。試合中盤には尾﨑太洋(経2)と敷浪孝一(経1)がコートに入る。安部が2枚ブロックを決める場面もあったが、16-25でこのセットも失ってしまう。
尾﨑と敷浪がスタメンで起用されたこの第3セット。序盤から両チーム拮抗した展開となる。筑波大の粘り強さに食らいつき、中盤には敷浪のAクイックが決まり、駒大に勢いをもたらす。2点差をつけられるも、木下のブロックで同点に追いつき、直後に安部がライトからスパイクを決め、この試合で初めてリードを奪う。そのまま先にマッチポイントを迎えるが、デュースに突入。30点近くまで続く接戦となるも、惜しくもこのセットを落とし、セットカウント0-3で敗戦となった。

(撮影:横張日好、澤口伶菜)
選手インタビュー

安部竜乃介
ーー今日の試合を振り返って
「1、2セット目は自分たちのやりたいことができなくて、相手の流れに全部持っていかれ、雰囲気も良くなかった。3セット目は下級生がかなり頑張ってくれたので、その分雰囲気も途中良くなったが、セットを取れなかったということには結構悔いが残る」
ーー最後は点の取り合いになったと思うが、その中で意識していたことは
「決めてなんぼなので絶対に点を決めてやろうという気持ちでやっていた」
ーー残る2戦に着いての意気込みは
「まだ勝利できていないので勝ちたい」

樋口響(政4)
ーー今日の試合を振り返って
「メンバーが変わり、3セット目いい流れで試合を進めてくれたので明日に繋がる試合ができたのではないか」
ーー残る2戦についての意気込みは
「1セットとか序盤がやはり粘り強さがでない。残り2戦と入れ替え戦につながるように、一点の重みを感じながら頑張っていきたい」
ーー1年生が多く起用されていることについては
「みんな器用な子。序盤リズム作れてればいい展開に持っていける。しかし点差が離れてしまうと元気がなくなってしまう。その部分は自分と安部でカバーできたらいいなと思う」
ーーセッターとして改善したいことは
「真ん中のラインである、ミドルブロッカーとパイプを通したい。安部は決めてくれているため、真ん中のラインを決めていけるようにしたい。」
試合結果 東京学芸大戦

駒大VS学芸大 | |
---|---|
セット |
2-3 |
第1セット目 |
25-23 |
第2セット目 |
25-23 |
第3セット目 |
14-25 |
第4セット目 |
16-25 |
第5セット目 |
11-15 |
試合戦評
第1セットは序盤から互いに点を取り合う展開となる。同点のまま試合は中盤にもつれこみ、尾﨑太洋(経2)のツーアタックにより13-12の場面、菅原秀斗(歴1)と尾﨑がそれぞれブロックを決め2連続得点。一気に点差を広げる。その後もブロックポイントと積極的な攻撃でリードを守り、先に20点台へ突入。小林拓磨(営2)のブロックで点を取り迎えた駒大のマッチポイント。菅原の2枚ブロックを無視したクロスのスパイクが決まり25-23で1セット目を先取した。
相手に先制点を許した第2セット。そのまま相手の勢いに流され4点差となりタイムアウトをとる。流れを変えたい駒大、タイムアウト後の得点は安部竜乃介(G4)。その後も木下魁十(営3)が攻守で点を稼ぎ同点に持ち込む。点差を広げたい駒大はリリーフサーバーとして池田基生(営1)をコートに投入。小林が相手の攻撃を1枚ブロックで制し20-17と先に20点台へ。その後も順調に点を重ね、25-23で2セット目も連取した。
流れにのり3セット目も獲得したい駒大。森本泰地(現1)がサービスエースを決め勢いをつけたかに思えたが、相手のブロックに苦戦。思うように点を奪えず点差を6に広げられた試合中盤、樋口響(政4)と池田が入るが得点ならず。その後も徐々に点差は開き14-25でこの試合初めてセットを落とす。
あと1セットを狙う第4セット目は安部の攻撃が先制点となる。ブロックで点を取られると駒大も負けじとブロックで点を取り返し同点が続く。しかし相手の猛攻で大きくリードを許した14-20の場面、リリーフサーバー敷浪孝一(経1)のサービスエースで点を取るも巻き返すことができず16-25でこのセットも落とす。
リーグ戦初勝利に向けなんとか獲得したい最終セット。安部がこのセット初得点を飾ると、相手のミスで点を重ねながらも3点を追うかたちに。8-11でリリーフサーバー橋本零隼(経4)が健闘するが得点ならず。その後も粘り強くボールをつなぎ点差を縮めようとするも11-15で試合終了。
リーグ戦初のフルセット試合となったが、奮闘虚しくセットカウント2-3で惜しくも敗戦となった。




(撮影:橋本佳達、五味沙那子)
五味沙那子
関連記事 - 「その他部活動」カテゴリーの新着記事


【紙面連動企画】バスケ部本藤主将インタビュー(後編)

春季リーグ3日目・1勝4敗で後半戦へ
