その他部活動

DATE:2024.06.22その他部活動

中大に惜敗、4戦目にして初の黒星

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岡聖(撮影者:大沢純礼)
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金谷成留(撮影者:横張日好)

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山口瑠
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髙田成之介

第77回関東大学ボクシング1部リーグ戦第4週が6月22日、後楽園ホールで行われた。 結果とメンバーは以下の通り。

試合結果
●駒大 4-5 〇中大
Mn
〇金谷 WP5-0 ●波多野
F
〇平塚 WO
B
〇山口 RSC/1R/2'29 ●柴田
Fe
〇岡 WP5-0 ●佐藤
L
●原田 WP1-4 〇森貞
LW
●立川 WP1-4 〇渡辺
W
●桐越 WP0-5 〇牧野
LM
●高田 WP1-4 中島
M
●荒木 WP1-4 〇川端

戦評

ここまで3戦全勝と良い流れで後半戦を迎えた駒大。相手は今季1部に復帰した中大。これまでの対戦成績は、1勝2敗。優勝するには、この4戦目は勝利を飾りたい。
先陣を切ったのはミニマム級金谷成留(仏3)。高度なフェイントを駆使しながら積極的に攻撃をしかける。今回も安定した戦いで見事個人4勝目を上げた。続くフライ級の平塚駿之助(経4)は不戦勝となりここまで連勝。
3番手の山口瑠(経2)は終始流れをリードし相手を寄せ付けない。強烈な1撃を与えダウンを奪う。第1Rの2分29秒で今季初RSC勝ちを収め個人4勝目をあげた。山口の活躍より駒大の勢いに拍車がかかる。続くフェザー級には岡聖(仏4)が登場。的確なパンチで相手を圧倒し、反撃の機会を与えない。実力そのままに5-0の判定勝ちでチームに流れを作る。ここまで軽量級の4試合を連取し、大手をかけた。迎えたライト級には原田雪舟(法4)が出場。第1R、第2Rと互角な戦い。勝負を第3Rに持ち込む。第3Rは相手の打撃に押されペースを崩される。結果1-4の判定負けとなった。続くライトウェルター級の立川久遠(政3)は奮闘を見せるも相手の粘り強い攻撃により1-4の判定負け。7番手の桐越舜(営1)も接近戦での強打の打ち合いを制することができず、0-5の判定負けを喫する。残り1勝が、なかなかあげられない。8戦目は完全に中大ペースに。流れが相手にいったままライトミドル級には髙田成之介(法1)が出場。髙田は試合後半、反撃を見せるも惜しくも1-4の判定で敗戦。これによりライト級からライトミドル級までの4回級を落とし、4-4のタイに。勝負は最終のミドル級の荒木陽仁(国2)に託された。何としても勝利が欲しい。序盤は効果的な攻撃を展開するが、相手の右ストレートが的確に決まるなど徐々に相手ペースに。悔しさ残る1-4の判定負けとなった。その結果中大に4-5で惜敗となった。

最終戦は今季無敗の東洋大。駒大が優勝するためには東洋大に勝つだけではなく、勝ち点で上回らなければならず、全勝が求められる。

◆インタビュー

◆平塚駿之介(経 4)

ーー主将としてチームの試合を振り返って
「めちゃくちゃ良いチームで、みんなが1丸となってやれた。リーグ戦は個人戦とは違い、全員で力を合わせて勝たなければいけない。試合に勝つには流れや運も大切で、対戦相手にその流れが行ってしまったのはあったと思う」
ーーここまでのリーグ戦の流れについて
「だんだんとリーグ戦というものに対応が出来てきた。自分たちは重量級がいない中、1年生達も徐々に試合に慣れてきて、いい流れで来ていた。ただ4戦目にもなると怪我もあり、全階級レギュラーメンバーで出ることが難しかった。ベストメンバーではない状態でも全力を出し切れたのではないかと思う」
ーー次の東洋大に向けて個人としての目標
「フライ級のため2番手で出場するが、そこでチームにいい流れを作れるようにしっかりと頑張っていきたい」
ーー次の東洋大に向けてチームとしての目標
「今は負けた直後なので、正直チームとしても気持ちが下がってしまっている。ただ東洋大戦まで3週間空いているため、しっかりとキャプテンとしてみんなを引っ張っていき、ベストな状態で挑めるように備えていきたい。チーム全員で勝つことが1番の目標」

◆金谷成留(仏3)

ーー今回の試合を振り返って
「今回の相手が高校時代の先輩後輩関係にあたる選手で緊張した。第1Rは固くなってしまったが、第2Rから周りの声も聞こえるようになった。あまり相手からのパンチを受けなかったため、冷静に戦えた」
ーー次の東洋大戦に向けて
「次の相手が全日本チャンピオンということもあり、ライバルだと思っているため負けられない。チームの勝利もあるが、個人としてもしっかりと勝ちたい」

◆山口瑠(経2)

ーー今回の試合を振り返って
「4戦目だが、徐々に良くなってきている。今回も落ち着いていけた」
ーー前回のインタビューで次戦の目標にしていたRSC勝ちを見事に果たすことができたが、それについては
「RSC勝ちが出来てよかった。階級を上げたというのもあり、少し動きが固いと思っていたところから、うまく展開出来たので嬉しい。やりたいと思うことがやれてほっとしている」
ーー次の東洋大戦に向けて
「チームは負けてしまったが、次もあるので最後まで諦めずにチームに貢献したい」

◆岡聖(仏4)

ーー今回の試合を振り返って
「自分は余裕だったが、チームがこんなところで負けるとは思わなかった。次勝てれば優勝の可能性も見えてくるのでしっかりと修正して、切り替えてやっていきたいと思う」
ーー次の東洋大戦に向けて
「次の相手はフェザー級の全日本チャンピオンだと思う。去年の国体の決勝でも戦った相手で自分は1回勝っている。また勝ってチームに勢いをつけたい。駒澤は軽量級から中量級の間が強く、そこで取らないと勝ち目がない。しっかりとポイントを取っていきたい」

執筆者:大沢純礼

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