AI業界のカスタマーサクセス ~本学部卒業生 安斎 氏 が講義~
2023年5月30日に本学部卒業生の安斎 奈々 氏が「現代マネジメントⅠ」にてオンライン上でお話しくださいました。
この授業は、第一線で活躍する方をゲストにお招きし業界についてお話しいただく講義です。
安斎氏は、データマーケティングを展開するデータセクション株式会社でご活躍されています。
安斎氏といえば、在学中より経営学部に貢献してきた経緯があります。経営学部公認学生団体KOSMOSの名称は、安斎氏による発案でした。そして4年間成績優秀につき学長学業奨励賞を連続受賞した学生でもあり、今でも学生のためにご協力くださっています。
【参考】
学生が卒業生にインタビュー ~データセクション 安斎先輩 編~
11月26日 経営学部生とOBOG交流会の懇親会
今回のテーマはAI業界とカスタマーサクセス。
安斎氏が、まったくの初めての学生のために用意したのが画像クイズ。受講者全員で行ったこのクイズでは、判断材料がほとんどないものだと正答率は低くなり、逆に画像を判断するのに十分な情報があると高くなります。
そんなAIのサービスと仕事はどんどん進化します。
テキストデータ化、画像解析などで活用されるAIを提供する仕事の内容は多岐にわたります。今回安斎氏が紹介したのは、「カスタマーサクセス」です。すでにサービスを導入して頂いた顧客に対して、導入後のサポートも実施することで、さらに顧客価値(LTV)の向上を目指すといった業務となります。サブスクリプションであっても、受託開発であっても、欠かせない存在となってきました。初めて聞く受講生にもわかりやすくお話しくださいました。
受講生からは、「教育現場でのAIを否定する動きはどのようにお考えですか?」や「大学の授業ではモチベーションをどのように保って受けていましたか?」といった質問が相次ぎました。
安斎氏は「AIを極端に否定することは疑問だが、大学では考えることが重視される。自分につながってくるものととらえれば、授業の理解が深まる」と説明します。
今回の講義では、ゼミナールのご担当であった中野 香織 教授と、KOSMOSの前身KOMACを指導された青木 茂樹 教授もオンライン参加されました。安斎氏の学生時代からの活躍ぶりについて解説されました。
終了後の受講者からの感想には、「AI開発に伴う権利侵害や情報の漏洩、費用など様々な問題を理解できた」、「AIが活用されるからこそ、思考力や考える力を身につけておくことが大切ということに共感した」などといったものから、「KOSMOSにいることが素晴らしいと思った」などといった感想がありました。
どうもありがとうございました。
(H.O.)