学生制作による認知症観転換のためのポスターが世田谷区内に掲示

インフォグラフィックを研究する小野瀬ゼミナールの学生の制作によるポスターが、いよいよ世田谷区内各所に掲示されます。

このポスターは世田谷区高齢福祉部介護予防・地域支援課のご協力をいただき学生が制作しました。

すでにお伝えしましたように、世田谷区職員によるアクション講座を受けた学生たちの作品が、2022年11月からの学生展示企画「安心して認知症になれるまちをめざして」において展示されました。展示作品の中から一般の方からの投票により、目に留まるポスター案上位作品を選出、さらに認知症当事者の方3名からのコメントを受けて選ばれたのが今回のポスターです。

選ばれたのは、鷲平 彩乃 さん(市場戦略学科3年・神奈川県私立横浜隼人高等学校)の作品と ⼯藤 彩名 さん(市場戦略学科2年・神奈川県私立山手学院高等学校)の作品です。

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(写真左:鷲平さん 写真右:工藤さん)

鷲平さんは「認知症の⽅が道に迷った状況を迷路で表現し、世⽥⾕区の取り組みなので世⽥⾕区の形の迷路にしました」と、⼯藤さんは「認知症は⾃分事であること、決してネガティブなものではないことを伝えられるようデザインしました」とデザインのコンセプトを説明しました。

世田谷区内にお住まいの方も、お勤めの方も、ぜひこの機会に「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」に触れ、認知症の理解を深めていただきたいと思います。

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【ポスターより】

人生100年時代。認知症はだれもが無関係ではないものになりました。

一人ひとりが自分らしく生きる希望を持ち、安心して暮らせる地域づくりのために、学生にできることはないか?

私たち駒澤大学経営学部小野瀬拡ゼミナールは、世田谷区高齢福祉部介護予防・地域支援課の協力を得て「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」広報活動を展開中です。

条例施行2周年にあたる2022年10月より12月5日まで駒澤大学種月館にて学生制作による19作品展示企画を実施。認知症当事者3名の方にご意見を伺い、選ばれたポスターが区内に掲示されます。

認知症になっても安心して暮らせる地域共生社会の実現を目指し制定された希望条例をぜひご覧ください。


世田谷区のウェブサイトでも取り上げてくださいました。ありがとうございます。

駒澤大学小野瀬ゼミナールの学生に「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」普及啓発用ポスターを作成していただきました」


(H.O.)