荒井ゼミでは、ソーシャルワークの支援方法を中心に学びます。これまでゼミ生が取り組んできた研究テーマは、スクールソーシャルワーク、スポーツと福祉、被災地支援におけるボランティアの役割、音楽療法、動物セラピー、子育て支援、認知症ケア、過疎地支援、犯罪被害者支援、介護する家族への支援、発達障害児とその家族への支援、ピアサポート、NPO、企業福祉、女性のキャリア形成、ワークライフバランスです。
このゼミでは、縦割分野論や制度適用型社会福祉の発想にとらわれず、俯瞰的・横断的・隙間的視点で社会問題・生活課題を把握し、地域における支援のあり方やシステムを柔軟に考えます。特に、中山間地や離島を中心に特定の地域を選定し、その入り口となる「地域アセスメント」に取り組みます。資料の収集と分析、インタビューや参与観察など、その地域に短期的あるいは長期的に関わりながら地域アセスメントに取り組み、課題や解決策をゼミ全体でまとめていきます。
2014年度には利島村(伊豆諸島利島/人口200人)の地域アセスメントに取り組みました。
桐原ゼミでは、職業リハビリテーションのプロセスで実施される職業評価の技法(主に職業心理学的評価)により、まずは自己分析演習および職業分析演習を踏まえて模擬的なジョブマッチングを実施し、自己のキャリアを展望します。このような職業に対する基本的理解をもとにして、就労支援が必要な人々の課題に目を向け、その解決策等にアプローチしていきます。さらに、その過程で特に興味を持った問題に関して各自の研究テーマを設定し、検討を深めていきます。
研究テーマの例:「職業評価事例の分析」「障害者雇用における当事者支援の研究」「障害者雇用における事業主支援の研究」「企業のフィランソロピー活動に関する研究」など
佐藤ゼミでは、学生各自が自分自身の「こうありたい将来像」について「マインドマップ」や「ドリームマップ」などで考察を深める演習を行います。福祉的支援を待っている人の人生と自分の人生がクロスし、互いに豊かになれたらステキだと思いませんか?ゼミでは「学び」、「良い仲間」、「出会い」、それらをつなぐ「場」を提供しています。佐藤の専門分野である精神保健領域や心の問題、また“自分らしく生きる”という観点から利用者主体やストレングス視点に着目した相談支援や、広く「アート(生きる、表現する)」などについて関心がある人には、現場の人たちとの積極的な体験や交流チャンスを提供しています。
指導教員の専門は高齢者福祉・高齢者ソーシャルワークですが、ゼミ生の研究テーマは高齢者福祉に関するテーマに限定せず、各自が関心のあるテーマで研究活動を進めることを奨励しています。高齢者だけでなく児童や乳幼児に対する虐待問題、母子家庭の貧困問題、がん患者を含めた終末期ケアに関する課題、医療ソーシャルワークのあり方、障害者スポーツを取り巻く問題、あるいは介護負担の問題など、様々なテーマに取り組んで研究活動をしている状況です。
鬼塚ゼミは、2023年度にスタートしました。実績はまだありませんが、学生たちが今まさにゼミの色を作り出しています。このゼミでは、「LIFE(命、暮らし、人生)」とのかかわりのなかで「福祉」を考えることにしています。ゼミ生たちは自分の関心に基づいてテーマを設定し研究を進め、誰もが自分らしく生きることやそれを可能にする社会についてみんなで考えることにしています。2年間のゼミ活動を通じて、福祉の専門職を目指す人もそうでない人も、自分と周りを大切にできる社会人に成長していきましょう。
長尾ゼミでは、仲良く楽しい雰囲気の中、高齢・障害・児童等の幅広い視野から福祉を実践的に学びます。中でも、自分の将来のライフイベント(就職、結婚、子育てなど)を福祉の視点から考察したり、自宅や大学キャンパスをはじめとした身近な空間を福祉住環境の専門的見地から見直したりなど、人と自分に優しくなれる「福祉の視点」を体得していきます。さらに、私の専門資格と経験を生かした計画的なキャリアトレーニングやキャリアカウンセリングのほか、福祉士国家試験対策等でゼミ生の就職活動や資格取得を懇切丁寧にサポートしています。
過去のゼミ研究テーマ例:「私の未来予想図(福祉的ライフプランニング)」、「わが家の福祉住環境と居住福祉」、「生活に生かせる社会福祉の知識と技術」