ANA創業者 美土路昌一の経営理念 ~駒大生社会連携プロジェクト~
小野瀬ゼミナールでは、ANA創業者である美土路昌一の研究を行っています。本年度、「駒大生社会連携プロジェクト」に採択されたこのプロジェクトを紹介します。
プロジェクトでは、日頃からANA創業者である美土路昌一氏の足跡について研究し博士号を取得された大木由美子先生よりご指導いただき、同氏の経営哲学を学んでいます。エアライン国内一位のANAは、ヘリコプター2機の日本ヘリコプター輸送からスタートしました。苦境を切り抜けた理念「現在窮乏将来有望」を従業員に伝え続けたのが、美土路昌一氏でした。4月22日にご登壇された大木先生は、同氏の哲学を丁寧に説明されました。
6月3日には、ANAホールディングス株式会社秘書部担当部長 辻村貴之氏をお招きし、ANAの現在の状況について伺いました。特に、近年におけるコロナウイルスの影響で航空業界が過去にない大打撃を受けた際、ANAは雇用を維持し、様々な取り組みを行いました。この時に社内で振り返られたのが、美土路昌一の「現在窮乏将来有望」という言葉でした。創業者の言葉や創業時の経営理念がANAの原動力になっていて、今でもその想いが受け継がれているのです。
企画代表の海老原真扇さん(市場戦略学科2年・茨城県立取手第一高等学校)は、「私にとって美土路昌一という人物は歴史上の存在だったのですが、今回の授業でより身近に感じることができた」と話します。
小野瀬ゼミでは、この授業をもとに制作活動を進めていきます。ご登壇いただいた皆様どうもありがとうございました。
(H.O.)