第 13 回 CSR 構想インターゼミナールに参加
CSR 構想インターゼミナール(以下、インゼミ)は、日本経営倫理学会の支援のもと、CSR 構想インターゼミナール委員会(事務局:髙田一樹南山大学准教授・日本経営倫理学会理事)が主催する研究発表会です。インゼミは、2011 年 9 月に第 1 回大会を開催して以来、大学学部生がゼミ活動(演習科目)を通じ、企業の社会的責任(CSR)を探究し、その成果を発表・相互に交流する場を毎年提供してきました。
第13回を迎えた2023年度は対面方式もいれ「SDGs達成年まであと7年――169のターゲットに取り組むCSR」を共通テーマとして、2023年12月16日午前9:30~午後17:30まで東京の国立オリンピック記念青少年総合センター・センター棟401教室(渋谷区代々木神園町)で開催されました。
全国から以下の9大学9チームが参加し、3度目の参加となる駒澤大学チームはトップバッターで発表を行いました。
・第1発表 駒澤大学経営学部 村山元理ゼミ(対面)
「「郡山市(こおりやま広域圏)の産業・観光の活性化」 3,11に関連する郡山広域圏の雇用創出と産業振興および歴史的観光資源の開発のための事業計画 ~SDGSDGs未来都市こおりやまの取り組みとこれから 」
・第2発表 大阪国際大学経営経済学部 青木崇ゼミ(オンライン)
「プラスチックを取り巻く地球環境問題の現状と今後の提言」
・第3発表 長崎県立大学経営学部 津久井稲緒ゼミ(対面)
「コレクティブインパクトの観点から見る「させぼエコラボ」の取り組み」
・第4発表 南山大学経営学部 髙田一樹ゼミ(対面)
「NANZAN DREAM ~新素材の認知拡大で豊かな未来へ」
・第5発表 西南学院大学商学部 吉野直人ゼミ(オンライン)
「福岡県内中小企業のSDGs の実践ー株式会社トキメクデザインの事例研究ー」
・第6発表 神戸学院大学経済学部 井上善博ゼミ(オンライン)
「ESD がSDGSDGsに与える効果に関する研究」
・第7発表 東北大学経済学部 高浦康有ゼミ(対面)
「SDGs とつながるDX 化が抱える課題~酒造業編~」
・第8発表 お茶の水女子大学 生活科学部 斎藤悦子ゼミ(対面)
「"誰一人取り残さない"持続可能な防災に向けて 民間企業の取り組みと課題 」
・第9発表 関西大学社会安全学部 高野一彦ゼミ(対面)
「わが国の地方都市の過疎化対策における企業の役割に関する一考察」
本学からは経営学部・村山元理ゼミナール3年生(演習Ⅱ)の中から13名が今回の発表の準備に関わりました(その他の3年生のゼミ生は別のプロジェクトに関わりました)。当日の発表者は5名、本学からの参加者は計17名(2年生が7名)でした。
ゼミ生に郡山東高校の出身者がいて、その郡山市がSDGs先進都市でもあることが分かりました。7月末に有志5名での福島県郡山市での現地調査、郡山市役所での聞き取りを実施しました。後期のゼミでは5班に分かれて、郡山市の産業振興、観光振興などに関係する新たな施策・改善プランを構想しました。
今回の研究発表では、郡山市役所で当初、3部署の以下の方々にお世話になりました。
産業観光部観光課観光係長・本田大介様
文化スポーツ部国際政策課シティプロモーション係係長・菅野晃一様
政策開発部政策開発課SDGs推進係主任・河野将之様
<2023年7月31日・郡山市役所政策開発部にて>
<2023年7月31日 政策開発部の河野将之様と郡山市役所1階のSDGs展示会場にて>
その後、市役所の方にはオンラインでも質問させていただきました。改めて御礼申し上げます。
<2023年12月16日、発表する村山ゼミの学生たち>
<2023年12月16日、発表する村山ゼミの学生たち>
審査の結果、最優秀発表賞と学生大賞をお茶の水女子大学生活科学部・斎藤悦子ゼミナールが、優秀発表を長崎県立大学経営学部・津久井稲緒ゼミナールが、敢闘賞を関西大学社会安全学部・髙野一彦ゼミナールが受賞しました。
村山ゼミへの感想には以下のようなものがありました。
「複数回の視察をふまえ、興味深いテーマ(クリームボックスなど)を取り上げ、具体的な提案につなげていました。郡山の魅力を知ることができました。」
「事例のご報告、とても興味深かったです。個人的には地域通貨についてもっと知りたかったです。」
普段中々他大学の学生と交流する機会がない中で、対面の会場には5大学の学生が一同に集まり、熱心に活発な質問をする他大学の学生たちから大きな刺激を受けたひと時でした。
第13回の学生論集は3月に発行の予定です。当日の録画も限定公開されています。
(M.M.)