人材教育の仕事 ~日本マンパワー田中会長と本学部卒業生が登壇~

勉強するのは卒業まで? いいえ、就職したあともたくさん勉強することがあります。

2023年6月27日の現代マネジメントⅠは、株式会社日本マンパワー 代表取締役会⻑ 田中 稔哉 氏をお招きして人材教育の仕事をお伺いしました。

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企業の課題として、人的資本経営、ジョブ型人事制度といった変化への対応があります。
一方で、個人の課題として、ウェルビーングやアンラーニングといったものが重視されており、キャリア開発支援へのニーズが増加しています。

人材業界の全体像や受益者についてお話された後、田中氏は「⼀生賄えるだけのお⾦があったら、あなたは働き(学び)ますか︖」と問いかけます。働く理由は、単に経済的豊かさのためだけではなく、社会や周囲の人へ貢献するためであったり、目指す自分、なりたい自分になるためであったりします。

そんな、これからの社会で必要な⼒は、ポジティブ・ケイパビリティ(課題解決⼒)とネガティブ・ケイパビリティ(保留状態維持⼒)といいます。課題を解決する力である注目されてわかりやすい力ですが、保留状態を維持することとはどういうことでしょうか。田中氏は「答えを出さずに考え続けることが必要。物事を一旦こういうものだと決めてしまうと、気づかれなかった可能性を閉じてしまう。だからネガティブ・ケイパビリティがこれからの社会に必要な力」と指摘します。

先輩からのメッセージとして、駒澤大学経営学部を卒業し同社で活躍されている正木 靖晃 氏(経営学科2019年卒)と大石 真生 氏(市場戦略学科2023年卒)がメッセージをおくりました。

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正木 靖晃 氏(経営学科2019年卒)

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大石 真生 氏(市場戦略学科2023年卒)

営業で活躍する正木氏は、「営業なんて苦手だと思っていた。克服することでポジティブな営業活動を心掛けられるようになった」といい、大石氏は「やりたいことを自信をもって行ってほしい」とメッセージを送りました。

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会場には、正木氏、大石氏の所属したゼミの指導教授である菅野佐織教授も来て、人材教育は今後重要性の増す領域であるとコメントしました。

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学生からは、「企業が活躍していくためには人材育成はなくてはならないものだと思った」や、「自分自身のキャリアに対してもポジティブな応用ができそう」といった感想がありました。

考え続けること、勉強し続けることの大事さを感じさせられるお話でした。

どうもありがとうございました。

(H.O.)