必修科目の紹介 会計学B

 経営学科の必修科目には、会計学A・Bがあります。前期に会計学Aがあり、後期に会計学Bがあります。それぞれ3人の先生が担当しています。会計学B(担当:田中智徳先生)の授業公開が教員向けに、11月16日(水曜日)ありました。そこで、どんな授業だったのか、未来の1年生にご紹介しましょう。

 大学で必修科目とは、卒業するために絶対取得しければならない科目を意味します。卒業するには普通124単位必要です。この科目も絶対に必要な2単位の科目で、1年生は必ず受講しています。ちなみに、経営学科には8科目16単位の必修科目があります。必修科目はすべて1年次に配当されていて、専門の応用科目への基礎づけとなる大変重要な科目です。

 なお経営学部のカリキュラムはこちらを参照ください。

 授業の仕方は、対面授業が同時にオンライン(Google Meet)で配信される方式で、100名以上の学生たちはほとんどオンラインで受講していました。8号館150室の教場にいた学生は、10名程度でした。最近の大学らしい光景で、オンラインでも参加できる場合、大半の学生は自宅や好きな場所から受講します。配信された内容は録画され、あとで見ることもできます。

 授業の内容は、確認テストの解説 → テキストの解説 → 確認テストの実施 という流れです。確認テストは、授業の当日中に自分で、C-LearningというLMSを通じて受けなければいけません。

 利用するテキストは『続スバッと! わかる会計学』(2020年)で、この日は、「第11章 コーポレート・ガバナンスと会計監査」が扱われていました。株式会社の最近の不祥事の事例が紹介され、企業の組織体制、内部統制のあり方をパワーポイントのスライドを通じて先生が、わかりやすく説明していかれました。たとえば、野球部の組織が事例として紹介され、ビッグ・ボスの画像が利用され、組織を身近に感じ取る工夫がされていました。

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 コーポレート・ガバナンスとは、一般に「企業統治」と訳される、企業の不法行為の防止や企業価値創造に向けての有効な企業経営の仕組みのことをいい、経営学部の他の科目でも頻出する専門用語です。大学では専門用語がたくさん出てきます。しっかり覚えましょう。

 コーポレートガバナンス・コードは安倍政権のもと日本では2015年から発効されていますが、2018年、2021年に改訂されました。この改訂で、プライム市場の会社では独立社外取締役が3分の1以上いなければいけないことが解説されました。こうした最新の情報に合わせたタイムリーなことが授業では取り扱われていました。

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(M.M.)