2023年度に卒業した柳田青葉さんのアメリカ留学体験記です。

留学体験記
米国ルイジアナ州立大学
2023年度卒業、柳田青葉(経済学科、福島ゼミ)

　私は、3年生の8月から4年生の5月まで、アメリカ南部のルイジアナ州立大学アレクサンドリア校に留学をしました。その時の留学体験を少しだけお話したいと思います。「将来、世界で活躍できる人材になりたい」という大きな目標を立てていたので、大学入学当初から語学力、コミュニケーション能力を養いたいと考えていました。大学に「交換留学」の制度があることを知り、学業成績をきちんと修め、外部英語試験の情報収集も1年生の秋ごろから始めました。そしてコロナ禍が収束し始めたタイミングで渡米しました。

　私が留学先に選んだのは、アメリカの中でも多様な文化が混合しているルイジアナ州でした。大学の授業では、アメリカの会計学、政治学、プレゼンテーションなどを主に履修しましたが、課題やテストが多く、英語で自分の考えを伝えなければならない場面もあり苦労しました。それでも現地の学生と協力し合い、一緒に乗り越えられたことは、今となっては良い思い出です。大学の開催イベントに積極的に参加したり、ヨーロッパや南米出身の留学生が集まる団体に所属したり、体育会系サッカー部で汗を流したりと、学業とスポーツの両方を通じて本当にたくさんの友人が得られました。現地学生とはルイジアナ特有の文化体験交流ができ、クリスマスやサンクスギビングも楽しみました。また、大学の休暇期間には、グランドキャニオンやボストンなど世界的な観光地を訪れたことも素晴らしい経験になりました。

　今こうして約10か月の留学期間を振り返ると、海外の大学での興味深い学びに加え、多様なバックグラウンドを持った人たちとの交流は、日本ではなかなか体験できることではなく、毎日が刺激的でとても充実した留学生活を送ることができました。帰国後は、いくぶんスタートが遅れた就職活動を本格的に始め、アメリカの工業用製品メーカーに採用していただくことが出来ました。4月に入社してまだ間もないですが、毎日のように英語を使いながら仕事をしています。大学生活が留学を通して実りあるものに出来たことはとても嬉しく感じますし、陰で支えてくれた国際センター職員、経済学部の先生方、友人、そして両親に感謝しています。