ITプロフェッショナルクラス所属学生によるクラス紹介
ITプロフェッショナルクラスに所属する経済学部商学科4年生の武田紗良さんによるクラス紹介です。
ITプロフェッショナルクラス 紹介
経済学部商学科4年 武田紗良
1. ITプロフェッショナルクラス
日本において手薄である「業務がわかるITスペシャリスト」の卵を輩出する画期的な演習として、ITプロフェッショナルクラスが開講されました。 ITプロフェッショナルクラスでは、上記の目的を達成するため、情報処理の基礎から高度なシステム開発スキルまで、各人の興味とやる気および希望する進路に応じて実践的に学ぶことができます。
2. 活動内容、実績
① ERP実習
現役コンサルタントの指導の下、ERPシステムとして市場シェア1位の製品で、世界中の企業で使われているSAP社のシステムの実習を行います。難しそうだと思われる方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません!
ゲームのような感覚で物品の入出庫や買掛売掛処理を体験学習しながら授業が進んでいくので、業務プロセスの知識がゼロの状態でも、所属して一年たつ頃には、企業における"ヒト・モノ・カネ"が関連する業務プロセスを理解できるようになりました。
② 海外の大学との合同プロジェクト
台湾の中央大学やフィリピンのマプア大学とのコンサルティングを行います。ERPプロジェクトでは、駒澤大学と海外の大学混合で1チーム約6人のチームを組みコンサルタントとして架空メーカーへのコンサルティング・ERP導入支援を約6か月間かけて行います。プロジェクトで使用するケーススタディは、コンサルティング会社であるグラビス・アーキテクツ株式会社様により、実際の事例を差支えない範囲で編集し、実務に近いレベルで提供いただいています。
チームメンバーと経営課題や解決案を英語で最終プレゼンを行うまでには、何度もメンバーで議論や相談を行います。その過程で、言葉の壁を乗り越え、同じイメージを共有するためには、語学スキル以上に積極的にコミュニケーションをとって歩み寄ろうとする姿勢が大事だと実感しました。
マプア大学との合同プロジェクト 最終発表で使用した資料の一部
③ ビジネスプラン作成
社会に役立つ新しいビジネスプランを事業化・起業化へ繋げるアイディアを考案し、公共や企業が主催する様々なコンテストに応募します。「松江オープンソース活用ビジネスプランコンテスト」では、二年連続最優秀賞を受賞しています。
アイディアの立案から応募まで、チームではなく個人で案を練り上げるので、苦労も絶えませんが、自分の考えがまとまり形になってきたときの達成感があります。
毎週のゼミでの進捗報告で、教授やほかのゼミ生からアドバイスがあったおかげで、客観的な意見を聞きながら、より良い案への改善を進めることができました。