駒澤大学文学部社会学科社会学専攻

学生の声

卒業生 山田 奏樹

山田奏樹「新しい挑戦」という気持ちで駒澤大学の授業に臨んでいます。私は具体的な将来の目標が決まっていないので、大学の学びを通してヒントを見つけることができればと考えています。

駒澤大学の社会学科社会学専攻は1学年の人数が少ないですが、その分まとまりもあり、先生方も親しみやすい方が多く個性的な人達が沢山います。また、サークルやボランティアを通して学ぶ場所が幅広くあるので、新たな発見に出会えます。沢山の人と関わるので、楽しく大学生活を送ることができます。

私は、夏に子どもサマーキャンプのボランティアに参加しました。社会参加実習の一環でありましたが、約2週間のボランティア実習を通して、そこで出会った人との交流し、知識と技術を学んだだけではなく、「子ども」や「地域」の問題など社会学に関わる様々なことについて考えることができました。大学以外での学びも自分自身の大きな経験となることを知りました。

社会学科の魅力の1つは、自分が気になることや好きなことをテーマとして研究できるところです。授業では、身近な社会現象の探求から「考える力」を養成することを第一に行っています。テーマは、自分の身近にある事柄から国際問題まで幅広いです。社会を様々な視点から見ることで問題を浮き彫りにし、知識を蓄えて問題解決に取り組みます。また、社会に出て直接関わることで視野が広がり、得られる経験も沢山あることが特徴です。

社会学科での学びは自分自身に沢山の「考える・生きる」ヒントを与えてくれます。



卒業生 久留間 凜

久留間 凜入学してすぐのオリエンテーションでまず、「社会学するということは、社会の常識を疑うこと」と説明を受けました。初めのうちは、専攻の講義を受けていても「社会学している」実感はありませんでした。ですが、講義やゼミ活動の中で大学の教場を飛び出して、いつもと違う視点で社会を見ると、今まで当たり前だと思っていたものが実は当たり前では無かったことに気付いたのです。例えば当たり前に利用していたショッピングモールには消費者の生活を誘導する仕組みが企業によっていくつも創られていたり、誰でも一度は着たことがあるだろう、当たり前に着ていた学生服は性自認が違うだけで着たくないもの、違和感があるものとして存在していたり……

私は三年目にしてようやく「社会学する」を実感しています。

社会を学ぶことで、他学部に比べて社会学は学ぶことの出来る範囲がとても広く、講義も充実しています。今、何が学びたいのか分からなくても大学生活の中で様々な経験をする中で見つけることの出来る環境が整っています。

これから入学される皆さんが、社会学しながら充実した大学生活を送れるよう祈っています。



卒業生 片山 彩夏

久留間 凜3年生でゼミに入ってからの活動は将来の自分の生きて行く道に繋がりました。もともと音楽が好きだったので、片岡ゼミの共同研究で音楽についての研究を行い、その中で音楽プロデューサーの方に出会うことができました。その出会いは、自分自身が、興味がある分野であるからこそ、積極的に動くことのできた成果であったと思います。

ゼミ研究をする中で、アーティストと視聴者の間に入って音楽を届ける音楽プロデュースの仕事は素敵だと気づき、就職活動では、音楽業界にエントリーしました。そして音楽関係の仕事に就くことになりました。就職活動でも、社会学専攻で学んだことや、インタビュー調査を通じて得た人と対話するノウハウはとても役立ちました。そして、この4年間は、人生の中で最も成長できた4年間であったと思います。

今、大学でどんなことを学ぶか悩んでいる人がいるとするならば、社会学専攻を強くお勧めします。柔軟でかつ自主的に多くのことを吸収することができます。高校時代には得ることのできなかった達成感や、自分の成長を感じることができます。

少人数であるため、先生方もひとりひとりを、しっかりとみてくださいます。みなさんも是非、駒大社会学専攻で、自分の輝ける場所、尊敬できる先生、信頼できる親友に囲まれながら、素敵でかけがえのない4年間を過ごしてください。きっと後悔のない、4年間になるはずです。



卒業生 田中 大智

田中 大智突然ですが、皆さんに質問です。

この中で、どの分野が社会学の研究対象に当てはまるでしょうか?

1.いじめ・不登校問題 2.高齢化社会問題 3.環境汚染問題 4.雇用・労働におけるジェンダー格差 5.心理現象 6.犯罪について 7.お笑いブーム 8.愛について

正解は「全て当てはまる」です。社会学は身の回りのあらゆる事物が研究対象になります。「社会」という言葉が多意義であるのと同様に「社会学」にも様々な分野が存在します。しかし、社会学専攻ではどういった講義を受講出来るのか?そこで今回は私が実際に受講した「社会参加実習」で学んだ事をお伝えしたいと思います。

それぞれの地域社会が抱える社会問題を調査する目的で、私は2年生の夏、NPO法人iPledgeが行っている「ごみゼロナビゲーション」という活動に参加してきました。活動内容は来場者が持ってきたごみの分別を呼びかけるのですが、私はそこで意外な発見をしました。それは来場者の多くが、ごみの正しい分別を知っているのに実践していないことでした。

こういった事実は学校の講義だけでは得られません。問題が起きている現場に赴いてこそ得られるものだと思います。「社会学を学ぶ」ことは同時に「現場を踏まえた知識」、「実際に参加する活動力」を身に付けることにも繋がると私は思います。

私は、これからもiPledgeのコアスタッフとして携わり積極的に社会参加していきたいと思っています。



卒業生 濱口 芹

久留間 凜私が大学に入学したての頃は、「社会学って一体どのようなことを学ぶのだろう?」「社会について勉強するのかな?」そう思っていました。しかし、日々過ごしていく中で先生や先輩方、友達、そしてゼミの仲間と交流する機会も格段に増えていき、社会学とはただ講義を聞いて勉強しているだけではないということを強く感じました。

特に、3年次からのゼミ活動では、調査を通して「生」の声に触れることができます。私はメディアを研究する深澤ゼミに入って、スポーツ報道の現場で活躍されているフリーアナウンサーや新聞社の方にインタビューし、スポーツ報道の果たす役割や意義をお聞きしました。調査を通して、2020年の東京オリンピックを控えている日本では、試合結果や選手の活躍を伝達する「メディア」は存在感を増し、国民にとってさらに重要なものになること。そして、人々に希望を与えるという意味でも社会的な役割を果たしていると感じました。こうした調査も社会学を学ぶ醍醐味です。

このように、社会学専攻では、興味があることをとことん追求することができます。仲間同士で意見交換したり、また新たなことを発見できるのも社会学ならではです。社会学は分野が多岐にわたりますが、幅広く、そして、深く学べるので沢山のことに関心がある方にも合っているのではないでしょうか。



卒業生 吉田 千夏

久留間 凜「私は何になりたいんだろう」。大学選びの際にぶち当たった問題でした。何を学びたいのかすらもわからなかった私は、身のまわりの事象すべてが研究対象となる社会学を学ぼうと思いました。

「駒大でしかできないことをしたい」と、入学後はジャーナリズム政策研究所に入所。箱根駅伝などのスポーツを取材する「駒大スポーツ新聞」の制作や、ディベートなどの活動を行いました。強豪の陸上部取材を続けるなかで、新聞記者を志すようになりました。

入学前の自分からは想像もつきませんでしたが、卒業後は夢だった新聞記者として働くことになりました。

素敵な学科やゼミの友人、個性豊かな研究所の仲間と過ごした日々は一生の宝です。授業で学んだ文化社会学やマスコミ論などの知識は、社会に出てもどこかで役に立つでしょう。いま、なにがやりたいのかわからない人も、きっと何かが駒大で見つかると思います。



卒業生 大江 祥平

大江 祥平人がいっぱいだなぁ。。。。。大学に入った時の一番最初の印象でした。

色々な人と出会いたいという気持ちで東京の大学を選び、少人数で学生と先生との距離が近いゼミがある駒澤大学社会学科社会学専攻を選びました。実際に駒澤の社会学専攻に入ってどうなのと聞かれると、「とても満足しています」と答えます。社会学とは何かと聞かれて即答できる自信はありませんが、自分が世の中で気になっていることを調べられることはたしかです。

僕は3年の時、片岡ゼミの共同研究として「お笑い文化」の社会学的研究をしました。
ゼミでは、全員が自分の役割を把握し、先生との意見交換も多くおこない、基本的なテーマは統一しますが、そこから先は学生一人一人が自主的に研究をします。

ゼミでの共同研究を通じて、僕は芸人さんや一流のディレクターさん方と出会い、テレビでしか知らなかったお笑いの世界について深く知ることができました。

僕が一番社会学科でいいと思うのは、自分が気になること、好きなことを研究できるということです。これは社会学科の特権ではないでしょうか?



卒業生 五十嵐 秋音

4年生 五十嵐 秋音私は高校生の頃から新聞記者になることが夢でした。人と関わることが好きで、正しい情報を伝え、人の背中を押すことでよりよい社会にしていくという記者の仕事に大きな魅力を感じていたからです。

学科選びに悩んでいた私が社会学を学ぶ"きっかけ"は、東日本大震災でした。「なぜテレビは津波の映像ばかりを流すのだろう?」「本当はどういう報道をすべきなのだろう?」と疑問を持ったのです。そして社会を色々な角度から見ることで、より深く問題を掘り下げたいと思い、マスコミを含め広く社会のことを学べる社会学科を選びました

入学後はマスコミュニケーション研究所の「駒大スポーツ新聞部」に所属し、野球部やアメフト部の取材に奔走しました。3年次からは深澤ゼミに所属し、ジャーナリズムを主な研究対象としました。取材を通して感じた「なぜ?」を基に、卒業論文では高校野球の報道がなぜ涙を誘う描写が多いのか、それによってどういった効果や問題があるのかを検証しました。その研究は私の社会学のきっかけにつながるものがありました。

卒業後は地元・福島の新聞社に就職し、紙面編集に携わっています。見出しや記事一つ一つの紙面に割くスペースを考える中で、伝える情報の取捨選択は悩むことばかりです。そんな時は大学時代に学んだ社会学の視点にいつも助けられています。

私はマスコミという切り口でしたが、社会学は身近な疑問を深められる学問です。今後も自分の中の、そして社会の中の「なぜ?」を追い続けていこうと思います。



卒業生 水上 亮

水上 亮まだやりたい事がない人へ

社会学は、考える力を養う学問です。そしてなによりも、好奇心を探究心へと導く事ができることがポイントです。

社会学科は、ゼミ形式の少人数での授業が多く、必然的に自分から発信をする機会が与えられます。学外での活動も多く、フィールドワークなどを通して社会との関わりを持つ事ができます。NPOへのインターン、災害ボランティアへの参加、まちづくり協議会でのインタビューなど、参加の形は様々です。

社会学はどんな事でも研究対象ですので、入学すれば、自分なりのテーマを持つ事が最初の目標です。「何かに興味はあるけれど行動をしていない」、その興味を行動へと移す事が出来るのが社会学科だと思っています。

僕は離島のインターンで公園を作り、東北復興の事業企画に参加し、「トカイナカ(都内と田舎の良さを併せ持つ地域)」のフィールド調査をしました。さて、君はここで何を経験するのでしょうか?



卒業生 片桐 咲紀

片桐 咲紀駅伝が有名だからという理由で駒澤大学のオープンキャンパスを訪れ、そのまま社会学に惚れて入学しました。

社会学で扱うテーマは私たちの生活のなかに山ほどあります。高校時代に明確なキャンパスイメージを持てなかった私にとって、身近なテーマを扱う社会学は心惹かれました。

入学すると社会学専攻生のみの宿泊オリエンテーションがあり、一学年7、80人なのですぐ友人になりました。そのおかげでずっと濃い関係が続き、ゼミに分かれてからも自分の研究内容を熱く語り合う仲間となっています。

一年生の時に少子・高齢化を学び、「日本はこのままだと消滅してしまう」と思いました。この国を持続可能な社会にする方法を探すうちに食や農による地域おこしに関心を持ち始め、二年時に実例を学ぶために社会参加実習という授業を受講しました。夏季休業中の一ヵ月間岐阜県に滞在し、帰ってからは報告会で教授の意見をもらい、新たな発見や学び足りないことに気づきました。ただ「行っただけ」にはなりません。こうした実践と理論を繰り返すうちに私の目指したい社会が明確になり、三年時に教授からご紹介いただいた生活サポート生協・東京が主催している企画でインターンシップをしました。その後、有機野菜宅配のパイオニアとされる会社で五ヵ月間インターンをする機会を得て、いまは食の流通の仕事をしています。

教授や学生と密な関係を築き、そこから新たな発見を得られるのは少人数の駒澤大学ならではだと感じています。



卒業生 益子蕗乃

卒業生 益子蕗乃第2言語として選んだフランス語に熱が入り、また社会学の父、E・デュルケムがフランス人だったこともひとつのきっかけとなって、それが巡り巡って大学の交換留学制度を利用して、フランスのプロヴァンス大学への留学となりました。

異国での生活は、非日常の連続です。

言葉や習慣、規範など、あらゆる「違い」に直面し葛藤することもありますが、その葛藤によって初めて、自国の文化の存在に気づかされます。

また反対に、文化の境目が必ずしも国境と重ならないのが異文化体験のおもしろいところだと思います。

「変化を恐れず、いつも通りに事が運ばないときこそ、社会とは何かについて考えるチャンス」と捉えることを目標に、これからも社会学していきたいと思っています。



卒業生 佐藤俊介

卒業生 佐藤俊介社会学の学科は他大学にもたくさんありますが、駒澤大学は「少数」「親密」という2つのキーワードを挙げることができるでしょう。

駒澤大学の社会学科社会学専攻は人数が少なく、1学年60〜70人前後で、大変こじんまりした学科となっています。

学科のメンバーの仲もよく、学科で飲み会を開くこともあります。

また学生と先生との距離が近いことも特徴で、専任の先生が7人いて、先生方も大変気さくな方ばかりです。
入学直後には、都内で泊まりがけのオリエンテーションを行います。このオリエンテーションがきっかけでできた友人が一生の友だちになったケースも大変多いです。
駒澤の社学なら「ゼミ」「新入生オリエンテーション」など、友人づくりのきっかけがたくさんあります。
興味を持ったみなさんは、ぜひオープンキャンパスなどで実感してみてください。

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