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SPECIAL INTERVIEW

監督 大八木 弘明
駒澤大学陸上競技部 監督 大八木 弘明

13年ぶり、念願の王座奪還
選手達の走りに敬意

箱根駅伝の際は、現地での応援自粛にご協力いただき、各所にてテレビの前で熱いご声援をいただきましたことを心より感謝申し上げます。この社会情勢の中で開催されたことは、大変な喜びであり、ご尽力いただいた多くの方々には感謝の念に堪えません。この1年、コロナ禍で紆余曲折ありましたが、それでも選手たちは頂点を目指し、地道な努力を重ねてきました。
そして遂にアンカーでの劇的な逆転で13年ぶりに念願の王座奪還を果たすことができました。 「お待たせいたしました。応援ありがとうございました。」
これも選手一人一人が各区間において、それぞれの役目を理解し、勝つことへの強い執着心を持って襷を繋いでくれたからこそ、予想をはるかに超えた最後の最後での大逆転に繋がったのだと思います。
逆転の瞬間は檄を飛ばしながらも、こみ上げてくるものがあり、私自身が薄らいでいた勝つことへの執念、諦めない心を選手たちに呼び起こされた気がします。優勝を確実のものにした時は、いろいろな事が頭を駆け巡り、なんとも形容し難い、初めて味わう喜びに包まれました。改めて果敢に戦ってくれた選手たちを誇りに思い、その走りに敬意を表したいと思います。
この勝利は、走った選手たちだけの結果ではなく、今回やむなく走ることのできなかった神戸主将を中心とした4年生の支えやコーチングスタッフ、および青山主務をはじめとしたマネージャー、サポートにまわってくれた部員たち、OB、後援会各位、選手たちに多くの労いや励ましメッセージを寄せてくださった方々の全てのカが結集してできた絆が、このような結果をもたらしたのだと思います。心より感謝しています。
しかしながら、まだ「強い駒澤」は再構築の途上にあります。今回の箱根駅伝の経験者が9人残ること、成長著しい選手が数多く控えていること、有望な新入生が加入することなどの明るい材料を活かしながら、率先垂範の姿勢を示して令和3年度も一丸となって戦っていきます。
選手たちは優勝の喜びもつかの間、令和3年度のキャプテンの田澤(3年)を中心とした新体制で、箱根駅伝の完全優勝で連覇し、三大駅伝の3冠の目標を目指し既に始動しています。随時、活動状況を陸上競技部のホームページに掲載いたしますので引き続きご覧いただければ幸いに存じます。今後も相変わりませぬご支援、ご協力のほどお願いいたします。
最後となりましたが、新型コロナウイルス感染症の収束を願いつつ、皆さまのご健勝とご活躍をご祈念申し上げます。