自動車EV化の光と影
2024年5月7日の「現代マネジメントⅠ」では、経営支援NPOクラブの関口清氏と杉田一志氏をお招きしました。経営支援NPOクラブは、企業でキャリアを積まれた方を中小企業等に派遣し、指導する活動を行っています。
最初に杉田氏より「会社とは?」というタイトルで現代日本の会社の状況と経営理論の基礎が説明されました。
次に関口氏が今回のテーマ「自動車EV化の光と影」を講義しました。関口氏は日産自動車OBで、自動車産業がGDPの1割を占める重要な産業であること、多くの雇用を抱えることを説明されました。EV化が雇用に与える影響、温室効果ガスに関する「Well to WHEELのジレンマ」、EV化の進展で外国勢の台頭が進んでいることなどをお話されました。
学生からの質疑応答では、EV化や自動運転に関する課題として、杉田氏は「買い手に与えるディーラーの影響」、関口氏は「充電スポット、整備工場の課題、自動車保険の保険料率への影響などを挙げました。そのほかの質疑応答でも自動車産業の様々な側面を学び取ることができました。
学生からは、「なぜ経営理論を学ぶのか理解できた」「EV化を進める世界の企業に対しHVを主軸とした日本の企業が抱えるジレンマを日本企業がどう乗り切るか関心を持った」などといった感想がありました。
どうもありがとうございました。
(H.O.)