マンガマーケティングの世界 ~卒業生山崎さんが講義~
新型コロナウイルスの影響で実在のモデルの撮影が難しくなってきている中、表現の自由度の高いマンガに注目が集まっています。SNSやウェブサイト、雑誌などでついつい見入ってしまうマンガ広告は、一体どのように作られているのでしょうか。
株式会社トレンド・プロはコミカライズをてがける企業です。6月8日の『日本経済新聞』でもコロナのもとでの「新しい生活様式」をリリースした企業として紹介されました。
6月9日「現代マネジメントⅠ」では、同社の山崎梨花さん(2019年経営学科卒)をお招きし、その仕事の現場をお話しいただきました。
専門的な知識を必要とするサービスはたくさんあります。一般の人にはわかりにくいものであっても、これらをマンガで表現すれば、そのサービスのニーズや特長がわかりやすく、しかもインパクトをもって伝えられます。
一言でマンガで表現するといっても、広告主の指示通りにきれいなマンガをつくったとしても十分ではありません。アピールする情報をマンガに適した情報に整理しなおさないとユーザーに分かりにくいものになります。
広告としての機能をはたすためには、企画制作の際に入念に打ち合わせを行い、情報を集め整理していくことが不可欠です。その後、コンセプトに合う漫画家に制作を依頼し、出来上がったものを調整していきます。すべてのプロセスに様々な要因がからむ難しい仕事です。
そんな難しい仕事であっても山崎さんが取り組んでいけるのは、マンガが「好きなもの」だからです。好きなものだからこそ取り組める仕事であり、仕事をしたことで新たに気づくこともあるとのことです。
学生からは「漫画広告を見て商品を買ったりすることが多いので今回のお話はすごくためになりました。商品を売るだけではなくプロモーションの立場からのマーケティングを学べてよかったです。」といった感想が上がりました。
どうもありがとうございました。
今回ご協力賜りました株式会社トレンド・プロのウェブサイト
株式会社トレンド・プロ https://ad-manga.com/
『日本経済新聞』でも取り上げられました。
「新しい生活様式」漫画で発信 トレンド・プロ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60096870Y0A600C2L83000/
2018年ベンチャー企業論
サラリーマンから起業する ~トレンド・プロ 岡崎代表が講義~ https://www.komazawa-u.ac.jp/gakubu/keiei/blog/2018/10/post-57.html
(H.O.)