なぜ起業は失敗する? 経営学部OB西岡氏が講義
4月27日のベンチャー企業論は株式会社菊星マーケティング部研究室室長の西岡 靖裕 氏をお招きし、「起業そして失敗、その後」のタイトルでお話しいただきました。
1989年にマーケティングコンサルティング会社を数名と起業した西岡氏は、その営業力で次々と大手企業や海外の企業との契約を取っていきます。今やだれもが知る商品もプロデュースしていました。こうして会社は華々しい成長を遂げていきます。しかしその裏で、不要な遊興費が増え、それに伴い負債が増えていきました。返済に追われる状況となり、優秀な人材も1人1人と去っていきました。こうしてその会社は実質的に倒産します。
この失敗の原因の最たるものは「企業理念が存在していなかった」ことにあると西岡氏は振り返ります。 たしかに事業の計画、運営、財務が直接的な失敗の原因です。そして、企業理念は「説教じみたもの」と思われがちで軽んじられる傾向にあります。しかし、理念のない経営によってばらばらになっていく現場を体験した西岡氏は、それだからこそ企業理念が重要であると語ります。
現在、株式会社菊星に移籍した西岡氏はこの時代の失敗を教訓とし頭皮ガード「サボニーズスーパープロテクト」や「マニキュアリムーバー」など明確な商品をプロデュースしています。
失敗したからこそ語れる迫力あるお話でした。どうもありがとうございました。
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今回ご協力くださいました西岡氏の所属する株式会社菊星のウェブサイト
株式会社菊星 https://www.kikuboshi.co.jp/