学生が第4次産業革命を起こす ~オプティム徳田氏が講義~
6月1日「ベンチャー企業論」は、AIとIoTで事業を拡大する株式会社オプティムの創業メンバー徳田 整治 氏をお招きしての講義でした。
株式会社オプティムは「ワールドビジネスサテライト」や「ガイアの夜明け」など多くのメディアでも取り上げられた「スマート農業」で、ご存知の方も多いのではないでしょうか。 農場に飛ばしたドローンが映像を撮影し、その映像からAIが害虫を発見することで農薬をほとんど使用せず害虫駆除ができるものです。
「わけのわからない会社」を目指すオプティムは、遠隔医療や工事現場の最適化など、AIとIoTを活用し多くの注目を受けています。 そんなオプティムは当時学生だった創業メンバーがあつまってできた会社。創業前から上場までには多くの困難がありました。 それらをあらゆる試行錯誤で乗り越えて東京証券取引所市場第一部へのスピード上場を果たしました。
現代は、工場制機械工業の「第1次産業革命」、石油・電力による「第2次産業革命」、ITによる「第3次産業革命」、そして現在のAIとIoTによる「第4次産業革命」とよばれています。
ここ数年のヒット商品は、スマートフォン、ソーシャル・メディア、オンライン・ファイル・ストレージなどインターネット対応商品です。 ここから、德田氏は2020年ヒット商品の大半はAI対応商品になると指摘します。
「『変化』とはそれを利用しようと思う者にとっては好機となり、それを無視、傍観しようとする者にとっては危機となる」
徳田氏のこのメッセージは時代を見続ける学生に強い印象を与えました。
学生からは 「ドローン、AI、農業と一見関係なさそうなもの同士を組み合わせ事業化する発想や行動力に多くの刺激を受けました。」 といった感想が上がりました。
徳田氏のように、受講した学生のなかから第4次産業を担う人が現れるかもしれません。
(H.O.)