その他部活動

DATE:2024.05.12その他部活動

坂本・下田が出場権獲得!関東学生剣道選手権大会

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(撮影:森山蒼斗)
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第70回関東学生剣道選手権大会が5月12日、日本武道館で行われた。駒大からは主将の坂本陸(G4)ら6人が出場した。結果、インタビュー(駒大のみ)は以下の通り。

結果

勝本 晃至(現2)
1回戦 ○メ(延長) 嘉村(東農大)
2回戦 一本勝 重松(都立大)

下田 慎太朗(法3)
1回戦 一本勝 片庭(東洋大)
2回戦 太田(学習院大)
3回戦 一本勝 高橋(東京理科大)
4回戦 (延長) 久保(国士舘大)
5回戦 民永(専大)
6回戦 メ○ 田城(筑波大)

髙村 慎之助(商2)
2回戦(シード) 一本勝 矢野(法大)

末永 英大(経3)
1回戦 ○ド一本勝 高島(筑波大)
2回戦 一本勝 藤原(関東学院大)

坂本 陸
1回戦 伊藤(文教大)
2回戦 (延長) 茂筑(立正大)
3回戦 一本勝 後藤(東洋大)
4回戦 (延長) 遠藤(国際武道大)
5回戦 (延長) 中尾(法大)

菖蒲 佳登(経4)
1回戦 一本勝 中村(城国大)
2回戦 (延長) 茂木(茨城大)

戦評

勝本の初戦は、試合時間の4分で決着がつかず、延長戦にもつれ込む展開。延長でも互角な戦いを繰り広げ続け、最後は引き面を決めて勝利を手にした。2回戦は、小手を打ったところ相手に面を決められてしまう。取り返そうと自分から技を仕掛けていくが、有効打を奪えず一本負けで敗退となった。 

髙村は出場した駒大の6人の中で唯一のシードも、2回戦の相手の矢野(法大)に小手を取られて一本負け。勝利を掴むことはできなかった。

末永の初戦の相手は高島(筑波大)。お互い激しい撃ち合いとなるが、高島が面に来たところ会場がどよめく返し胴を決め、その後逃げ切って一本勝ちした。2回戦は末永が一足一刀の間合いからの面に対して藤原(関東学大)にでばな小手を決められる。その後技を駆使して攻めるが、防戦に徹した相手を崩せず、一本負けとなった。

菖蒲は初戦の中村(城西国際大)と時間内に決着がつかず延長戦へ。一進一退の攻防を続け、最後は相手が打ってきた面を後ろに下がりながら避け、そのままの体勢から菖蒲が引き面を打ち一本とした。2回戦は延長戦で相手の茂木(茨城大)に面を取られてしまい、勝ち進むことはできなかった。

下田の初戦の片庭(東洋大)から自ら仕掛け、小手面で面を決めて一本勝ち。2回戦は小手と面を決めて二本勝ち。3回戦は高橋(東京理科大)が2回竹刀を落とし、相手の反則で一本勝ち。4回戦は延長戦で胴を決めて一本勝ち。5回戦は面返し胴と小手面を連続で決めて勝利した。6回戦の田城(筑波大)との試合では小手を抜かれて面を取られ一本を落とす。なんとか取り返したい下田は自分から攻めるが、不用意に離れたところを引き面を打たれて二本負けを喫した。

坂本の初戦は遠い間合いからの面とでばな面を決めて二本勝ちし、幸先の良いスタートを切る。2回戦は互いに有効打突がなく、延長戦に突入。延長戦開始から1分ほど経過した時に、相手の竹刀を払い落として反則をさそい、有利に立ち回るがなかなか試合が決まらない。間合いが少しずつ近くなっていたところを坂本が素早い面を打ち、試合を決定づけた。続く3回戦は相手が竹刀を上に上げて隙ができた瞬間に小手を決めて一本勝ち。4回戦は延長戦となるも1分半ほどで相手の隙を突く面を奪い勝利する。5回戦は坂本と同じ九州学院高校出身で2学年下の中尾(法大)との試合。試合は時間内に決着はつかず、延長戦も20分近く戦う長期戦となった。延長戦は3分ごとに区切られるが座って休憩はできない。これまでの試合の疲れと相まって手足が止まってしまった。最後に中尾が面を決め、この試合に終止符を打った。

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(撮影:室田心実)
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(撮影:廣岡良祐)

今大会でベスト16入りした下田、ベスト32入りした坂本は6月30日に行われる第72回全日本学生剣道選手権大会に出場する。

インタビュー

◆中 清剛監督

ーー今日の試合を振り返って
「みんな一回戦を勝ち上がって2回戦に進んだが、それぞれ相手に3人負けてしまった。これも日頃の練習をもっと積んでこいということ。さらに精進していきたい」

ーー結果的には6人中2人全国出場することになったが
「去年は6人中4人だった。今年はそれを上回るように練習してきたが、このような結果になってしまった。しかし、全日本に出ること自体が大変なこともある。これから先全日本に出て、優勝を目指して頑張っていきたい」

ーー2人が勝ち上がることができた要因は
「日頃の稽古の賜物かなと思う。もう一歩足らずベスト16と32だったが、さらなる精進をし、上に上がって優勝を目指して頑張りたい」

ーー際どいところで勝ちきれない場面が多くあったが
「そこは練習をするしかない。1から出直して頑張らせたいと思う」

ーー次の大会(世田谷六大学新人戦)に向けて
「去年は男子は負けてしまったが、女子は初優勝した大会。みんなでチームワークを組んで頑張りたい。女子は連続優勝を、男子は初優勝を目指して頑張りたい」

ーー全日本学生剣道選手権大会に向けて
「2人しか出ることができないが、2人も出ることができるのは大学の皆さんのご協力とご支援の賜物。
剣道部全員が力を合わせて勝ち得たもの。さらに精進して優勝目指して頑張っていきたい」

◆坂本 陸

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(撮影:室田心実)

ーー今日の試合を振り返って
「個人的なものだと、チーム全員が全日本に出場することが目標だった。(個人戦で)周りの部員が負けてしまったので、キャプテンとして頑張らなきゃいけないなと思い、頑張った」

ーー良かった点と改善点
「粘り強さが良かった。悪かったのは体力面。最後足が止まって打たれてしまったので、もっと体力をつけて最後まで体力が保つように頑張りたい」

ーー最後の長い延長戦についての感想
「戦った相手が高校の後輩でもあったので、勝ち切りたかったが相手の方が上手で、最後足が止まって打たれてしまった」

ーー次の大会に向けての意気込み
「次は団体戦でしっかり勝ちたい。まずは全国出場を決めるのと、今までいったことのないベスト4に入れるようにチーム一丸となって頑張っていきたい」

◆下田 慎太朗

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(撮影:垣花愛)

ーー今日の試合を振り返って
「初戦から自分が思った通りのやりたいような試合展開に持っていけたことが良かった」

ーー今日の改善点は
「最後の試合や途中の一本先取した試合の状態の時に、後手に回ってしまった。自分が攻めている状態が一番自分らしい剣道ができるが、気持ちの面で相手に少し遅れていた」

ーー全日本に向けての意気込み
「今回の反省点を活かし、一つでも多く勝ってベスト4に入れるように頑張りたい」

執筆者:森山蒼斗

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