2015年度発掘調査報告
日本発掘:静岡県湖西市 神座古墳群第5次発掘調査
測量
5号墳
6号墳
7号墳
今年は8月3日から8月29日まで、静岡県湖西市の神座B古墳群の学術発掘を行いました。
神座B古墳群は1号墳から8号墳まであり、1・2号墳以外は嵩山尾根上に作られております。
今年の発掘調査は地形測量と並行して、5・6・7号墳を発掘調査しました。
測量では1号墳の測量を行ない、墳丘の規模がわかりました。
5号墳は周溝の形がわかったほか、高さ約40cmの提瓶が出土しました。
6号墳は石室の床面まで掘り下げ、石室の構造がわかりました。
7号墳は今年度の調査によって胴張りで無袖の石室をもった円墳であるとわかりました。
神座古墳群B遺跡は今年度をもって調査が終了となります。
中国発掘発掘:馬家荘遺跡
2015年10月11日から10月21日まで、中国陝西省宝鶏市鳳翔県にある馬家荘遺跡の発掘調査に参加しました。
馬家荘遺跡は、秦代の都である雍城の遺跡内部にある遺跡になります。
発掘調査は北京大学の学生とともに行ないました。
発掘を行わない日は、陝西省内にある博物館を巡りました。