2009年度発掘調査報告
日本発掘:北海道川上郡標茶町 二股遺跡
今年は8月3日から8月29日まで、北海道川上郡標茶町二股遺跡の学術発掘を標茶町と行いました。今回は去年に引き続き二股遺跡第3地点の擦文時代の1号住居跡を調査しました。
今年の調査では1号住居1軒を完掘し、2基のカマドと4個の柱穴、多数の土坑と焼土が検出されました。出土遺物は少なく、擦文土器や袖石などが出土。擦文土器の中には去年出土した高坏や甕と接合するものもありました。
1号住居は完掘後埋め戻し、二股遺跡第3地点での作業を終了しました。