スコアレスドローとなるも最終節を待たずして2部優勝決定!
JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦 第21節・立教大戦が11月12日に開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
スコア |
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駒大 0-0 立教大 |
メンバー | ||
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スタメン | ||
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 22 | 永田 陸[2年=大成高] |
DF | 3 | 小針 宏太郎[4年=鹿島Y] |
4 | 鷹啄 トラビス[4年=市立船橋高] | |
14 | 後藤 康介[2年=相洋高] | |
18 | 小林 栞太[2年=鹿島Y] | |
MF | 8 | 浅倉 勇翔[2年=相洋高] |
10 | 小島 心都[4年=湘南工科大附高] | |
23 | 松原 智[1年=駒大高] | |
25 | 亀井 大和[1年=滝川二高] | |
FW | 19 | 松本 ケン チザンガ[4年=浦和東高] |
30 | 鈴木 心月[3年=三浦学苑高] | |
サブ | ||
GK | 1 | 古屋 潤一[3年=高川学園高] |
DF | 20 | 川口 太誠[1年=西武台高] |
26 | 左座 佑眞[3年=東福岡高] | |
MF | 2 | 藤田 和也[3年=長崎総科附高] |
6 | 欠畑 魁星[3年=盛岡商高] | |
7 | 上野 正騎[4年=熊本Y] | |
15 | 奥野 奨太[2年=高川学園高] | |
FW | 9 | 本吉 利安[4年=千葉U-18] |
17 | 加茂 隼[1年=駒大高] |
選手交代 | |
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60分 | 浅倉 勇翔→欠畑 魁星 |
60分 | 亀井 大和→川口 太誠 |
76分 | 鈴木 心月→本吉 利安 |
81分 | 松原 智→奥野 奨太 |
2部優勝の懸かった第21節の相手は立教大。前期の同大との対戦では5-0と快勝。自力優勝に向けて勝ちにこだわって挑んだ試合であった。
前半は両者攻めきれない状況が続いた。駒大は6分、左サイドを上がってきた鈴木が切り返して松本へのクロス。松本がこれを頭で合わせるがゴールならず。8分、小針からのロングパスに全線が頭と足で繋ぐ。これを鈴木が右足で打つがこれも得点にはならない。前半終了間際、右サイドから裏に抜けたボールに後藤が合わせクロスを打つ。しかし惜しくも相手DFに阻まれる。前半は両者攻めきれずに0-0で試合を折り返す。
後半も流れは変わらず膠着状態。縦に素早く動くプレーでゴールを狙うが決めきれない。60分には川口、欠畑、76分には本吉、81分には奥野を投入し、ウイングを広げた攻撃にシフト。サイドの小林や後藤からのパスが目立つが、チャンスをものにできない。90分、小島、小林が立て続けにコーナーキックからチャンスを作るも、ゴールネットは揺らせない。相手に打たれたシュートは1本のみ。駒大は、シュート数9本と善戦したが、最後まで1点が決まらず0-0で引き分け、勝ち点を分け合う結果になった。
今節、駒大は引き分けたものの、2位・関東大が負けたことでリーグ優勝が決定した。
次節(最終節)は11月18日、産能大との一戦となる。
◆秋田 浩一監督
――今日の試合を振り返って
「勝ちたかった」
――後半立て続けに選手交代したが
「あと2試合勝とうと、勝ちにこだわっていた。良くなかったのを早めに変えて、点数を取りに行った」
――前からのプレスに行けてないとこが見られたが
「最初からああいう風にやってくれれば良かったが、優勝したからよしとするしかない」
――最後5分右サイド、左サイドからの攻撃が目立ったが
「うちは前が高さと強さがある。縦からじゃなく横から入れてくれたらチャンスはいっぱいあるので、それは良かった」
――最後の胴上げについては
「予定になかった。もうすぐ70だから重かろうにと思った」
――次節に向けて
「勝って終わりたい。有終の美っていうのをしてほしい」
◆小針 宏太郎(経4)
――今日の試合を振り返って
「勝ち点3取って優勝したかったことが本音。結果的に優勝という形で終われたのでよかった。今日の試合でも点が取れないところがあるので、ラスト1試合、駒大らしい戦いをして次の試合も勝てるようにしたい」
――後半はチャンスを作れたと思うが無得点となった点について
「立教大も体張って守っている中で、立教大の守備を上回る攻撃ができなかった。サイドを使う攻撃などができていたら流れは変わったと思う。攻撃のバリエーションの少なさが今回の原因だと思う」
――前節の山学大戦と比べて
「前回と今回でやり方は大きく変わっていないが、最後のラストパスの質やクロスの質が前節に比べて低かったと思う。最後の質っていうところをこだわっていかないといけない勝負だと思う」
――ラスト10分、後ろからの声掛けやサイドからの使い方に駒大らしさが出ていたが
「駒大らしい攻撃を90分続けることを今シーズンずっと掲げてきたが、縦に急ぎすぎているとゲームをしながら感じていた。そこをもう1回駒大らしい攻撃に統一させ、後ろは声を掛け合いながら、守ろうということをディフェンスライン中心に話していた。声かけが無失点につながると思う」
――次節に向けて
「優勝という形で終わったが、最後4年生が卒業するタイミングで、勝ち点3取って今シーズンを終えたいと思う。もう1回チームでイメージして、最後いい形で締めくれるように頑張りたい」
◆本吉 利安(社4)
――今日の試合を振り返って
「立ち上がりからあまり良くない流れが続き、前半点を取ることができず、ハーフタイムの時に厳しい言葉を監督から言われた。残り45分で点を取って優勝しようとなったが、点を入れることができず、悔しかった。今シーズンは怪我であまり出場できなかったため、今日のような大事な試合で点を取りたかった。結果、優勝という形にはなったが、勝利して終わりたかった。後1試合あるので勝利して最後はみんなと笑顔で終わりたい」
――今シーズン試合に出場する機会が少なかったが、今日の試合ピッチに立ってどんな気持ちだったか
「怪我をしている時から苦しいこともあったが、自分が出場して点を決めることだけを考えてリハビリをしてきた。前回が初めてのリーグ戦出場だったが、今回も出場させてもらえて今までの苦しかったことが報われたように感じた。そして、出場できていない4年生や仲間のためにも絶対勝たないといけないという思いで試合に臨んだ」
――右サイドからのチャンスが何回かあったと思うがその点についてはどう考えるか
「決めきれなかったことが今の自分の実力だと感じる。リーグ戦はあと1試合しか残されていないが、今後もサッカーを続けていくのでチャンスで、しっかり決め切れるようになり、チームにとって欠かせない存在にならなければと思う」
――次節に向けて
「優勝が決まり、嬉しい気持ちもあるが最終節は駒澤大学のためにチーム全員で戦って、笑顔で締めくくりたい。そして、監督をもう一度胴上げしたい」
(執筆者:赤川理子)