小島の逆転PK弾が炸裂!1部昇格決定!
JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦 第20節・山学大戦が11月5日に開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
スコア |
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駒大 3-1 山学大 |
得点者 | |
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3分 | [山]南雲 俊治 |
18分 | [駒]浅倉 勇翔 |
80分 | [駒]小島 心都 |
84分 | [駒]松本 ケン チザンガ |
メンバー | ||
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スタメン | ||
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 22 | 永田 陸[2年=大成高] |
DF | 3 | 小島 心都[4年=湘南工科大附高] |
4 | 鷹啄 トラビス[4年=市立船橋高] | |
14 | 後藤 康介[2年=相洋高] | |
18 | 小林 栞太[2年=鹿島Y] | |
MF | 8 | 浅倉 勇翔[2年=相洋高] |
10 | 小島 心都[4年=湘南工科大附高] | |
13 | 﨑山 友太[3年=米子北高] | |
25 | 亀井 大和[1年=滝川二高] | |
FW | 19 | 松本 ケン チザンガ[4年=浦和東高] |
30 | 鈴木 心月[3年=三浦学苑高] | |
サブ | ||
GK | 1 | 古屋 潤一[3年=高川学園高] |
DF | 20 | 川口 太誠[1年=西武台高] |
26 | 左座 佑眞[3年=東福岡高] | |
MF | 2 | 藤田 和也[3年=長崎総科附高] |
6 | 欠畑 魁星[3年=盛岡商高] | |
7 | 上野 正騎[4年=熊本Y] | |
23 | 松原 智[1年=駒大高] | |
FW | 9 | 本吉 利安[4年=千葉U-18] |
29 | 渡邉 幸汰[1年=東北学院高] |
選手交代 | |
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30分 | 﨑山 友太→松原 智 |
74分 | 亀井 大和→川口 太誠 |
83分 | 浅倉 勇翔→欠畑 魁星 |
85分 | 松本 ケン チザンガ→渡邉 幸汰 |
90分 | 鈴木 心月→本吉 利安 |
第20節の相手は山学大。勝利すれば2位以上が確定し、1部昇格が決定する駒大にとっては何がなんでも勝ちたい試合となった。
試合開始早々からスコアが動く。3分、左サイドからのコーナーキックを頭で合わされ先制を許す。出鼻をくじかれた駒大だったが、その後は攻め込む展開。すると18分、ロングボールを松本、鈴木がつなぎ亀井がドリブルで仕掛けて右足でシュート。惜しくもブロックに遭うもこぼれ球を浅倉が詰めてゴール。すぐに試合を振り出しに戻した。しかし30分にアクシデント発生。﨑山が相手選手と競り合った際に負傷。松原との交代を余儀なくされた。前半はそのまま終了し、1-1で折り返した。
後半は攻勢を握り続けるも決めきれない展開。60分、後藤のクロスに左サイドハーフの松原が頭で合わせるも相手GKの好セーブ。67分、小林のアーリークロスを松本が頭で折り返し、松原がボレーシュートを打つも、これも相手GKの好セーブ。ついに試合を動かしたのは79分。浅倉のミドルシュートが相手のペナルティエリア内でのハンドを誘いPK獲得。これを小島が決めて、80分に欲しかった逆転弾をゲット。さらに続けて84分、松本がトドメとなる3点目を挙げた。試合はそのまま終了し、3-1で勝利。
2位以上を確定させ、1年での1部復帰を決めた。
次節は11月12日、立教大との一戦となる。
次節優勝の条件は以下の通りだ。
駒大次節優勝条件 | |||
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駒大勝ち | 駒大引き分け | 駒大負け | |
関東大勝ち | 優勝 | 最終節に持ち越し | 最終節に持ち越し |
関東大引き分け | 優勝 | 優勝 | 最終節に持ち越し |
関東大負け | 優勝 | 優勝 | 優勝 |
◆秋田 浩一監督
――今日の試合を振り返って
「先に失点したが、それで硬さが取れてリラックスできたので良かったと思う」
――1年での昇格決定となったが今の気持ちは
「7月頃から4年生がしっかりしてきて、顔つきも変わって、いけるんじゃないかと思った。勝負は絶対下駄を履くまでわからないので今日決まってよかった」
――選手交代で松原を選んだが
「ドリブラーで独特のドリブルを持っている。相手が少しばてていたのと、アフターにきていたので、うまくいけばフリーキックとかたくさん取れるんじゃないかなと思った」
――次節に向けて
「勝って優勝したい」
◆小針 宏太郎(経4)
――今日の試合を振り返って
「立ち上がりにセットプレーからやられてしまったが、何度も今シーズン逆転してきたので、焦りはなかった。焦らずにやれたのが最終的な逆転という結果につながったと思う。駒大全員で勝ち取った勝利なので、後輩には来年1部で活躍してほしい。2試合残っているのでここまできたら優勝するしかない」
――1年での昇格決定となったが今の気持ちは
「1部に1年で戻ることは今シーズン、新チームが始まった時からの目標だったので、率直にうれしい。年間を通して成長した部分や4年生中心に駒澤のためにやり続けた結果が1年で1部復帰という形になったので、みんなに感謝したい」
――主将として昇格に対する気持ちは大きかったと思うが
「2年生のインカレ優勝時も去年の降格のプレーオフの時もピッチに立っていた。良い時も悪い時も駒大の状況を知っていたので自分が主将となったからには結果で示さなければいけないし、駒大は1部にいるべきチームだと思う。4年生が最後にできるのは1部のステージに戻すこと。キャプテンや他の4年生の頑張りがこの結果につながったと思う」
――試合始まる前チームに緊張感や硬さはあったか
「思ったより緊張感はなかった。先制点をセットプレーからとられてしまい、気づけなかった緩みがあったと思う。2部優勝するために勝ち点は絶対に落とせないので駒大らしいサッカーをやり続けるだけだと思う」
――次節に向けて
「残り2試合連勝して最後優勝という形で今シーズン締めくくりたい。2週間気を抜かずに次の立教大戦に勝つためにしっかり準備していきたいと思う」
◆小島 心都(歴4)
――今日の試合を振り返って
「開始早々自分のミスからやられてしまい、厳しい状態からのスタートだったが、自分たちがやってきたことを信じて、全員がそれをやり続けた結果3-1で勝てたのは大きかったと思う」
――1年での昇格決定となったが今の気持ちは
「今年は全員で1部復帰を目指していたので、素直にうれしいの一言」
――10番を背負ってきて人一倍責任感や重責はあったか
「それについてはあんまり。意識しすぎたらプレーが良くならないので、あんまり意識せずチームのためにと思って戦い続けた」
――プレッシャーのかかる得点シーンを振り返って
「PKは普段の練習後に何本か練習してきたので、その積み重ねが結果につながったと思う」
――点を取られても取り返すという今年の駒大の強みが出たと思うが
「先制される試合が多かったが、それでも逆転する試合が多かったので、1点取られても落ちずに全員で前向きにやれた結果が出たと思う」
――次節に向けて
「昇格を決めたので、みんなもいろんな意味でリラックスしてやれる試合だと思う。ここまできたら優勝目指して全員で戦っていきたい」
(執筆者:岩渕隆悟)