約１ヵ月半の中断期間を経て再開したリーグ戦。第15節の相手は、前回対戦時に0-3での敗戦を喫した関東大との一戦となった。

先制点を挙げたのは関東大。中央でのパスワークから右サイドへ。グラウンダーのクロスにペナルティエリア内で合わせられ失点。出鼻を挫かれる形となった駒大だったが、20分。左サイドバックの小林からサイドに流れてきた浅倉へ。左サイドハーフの亀井が浅倉からパスを受け取ると自らゴール前へと持ち込み、シュートはゴールに吸い込まれて同点。亀井は普段より１列前での起用に応える形となった。続けて30分にコーナーキックのチャンスを得る。キッカー・小島のクロスに頭で合わせたのは鈴木。ここまでチームトップの得点数を誇る3年生ストライカーの一撃で一気に試合をひっくり返し、2-1で前半を終えた。

後半はいきなり試合が動く。47分、加茂がペナルティエリア前に抜け出し1対1に。これを関東大GKがペナルティエリア外で手を使って止めて一発退場。駒大は後半のほとんどの時間を数的優位で進めることとなった。しかしその後ゲームは膠着状態に。69分に途中出場した松本が約20分で3本ものシュートを打つもゴールとはならず。試合は2-1での勝利となった。

駒大はリーグ戦6試合連続負けなしで勝ち点を32まで伸ばし首位をがっちりキープ。

次節は10月8日、順大との一戦となる。

◆秋田 浩一監督

――今日の試合を振り返って

「勝てたので良かったと思うが内容は良くなかった」

――前回3失点を許し敗戦したが今回はどのように臨んだか

「失点しづらい布陣で臨んだ。9番（堀金峻明）のスピードと5番（長澤シバタファリ）のオーバーラップに注意していた。3トップもスピードがありそこが危険と感じていた。失点はしたものの前半は外を崩されてはいたが対応ができていた」

――相手が10人になったが得点がなかった

「相手から奪った後のミスが多い。相手がボールを保持する時間が長かったが奪った後に速攻を仕掛けたかった。相手が少ない状況だったので無得点は不満足」

――次節に向けて

「今日の試合勝ったのは大きい。次節も絶対勝つのを前提で臨んでいきたい」

◆小針 宏太郎（経４）

――今日の試合を振り返って

「久々のリーグ戦ということでモチベーション高く入ったが相手のビルドアップに対応できず早い時間に失点してしまった。だがチームの士気を下げずに前半のうちに逆転まで持って行けて良かった。相手が一人退場した中、チームとしてプレスなどを統一できたことが勝利につながったと思う。最初の一戦勝っただけなので次節に向けて引き締めていこうと思う」

――前回3失点を許し敗戦したが今回はどのように臨んだか

「前回とは駒大側のシステムが変わっているのでやり方が変わってはいたがスカウティングで相手のシステム変更はないことを知っていたのでその中でチームとしてできることをしてきた」

――相手が10人になったが得点がなかった

「セットプレーなどではチャンスを作れたが最終的には得点できなかった。追加点があればもっと楽な試合展開になっていたので悔やまれる。得失点勝負になった時に後手に回ってしまうこともあると思うので得失点にこだわっていきたい」

――次節に向けて

「リーグ再開1戦目勝てたので、次の順大の試合でも気持ちを落とさず勝てるようにしていきたい」

◆亀井 大和（法1）

――今日の試合を振り返って

「今日は左サイドハーフで起用されたので不馴れなポジションだが自分に出来ることをやろうと思った」

――得点シーンを振り返って

「後ろの選手から良いボールが入ってボランチの選手が流れてきてもう1人が追い越していくというのはいつも練習でやっている形なので、うまくそれが得点につなげられて良かったと思う」

――サイドバックの時とサイドハーフの時とでの意識の違いは

「1列前になり、いつもだったらサイドハーフに指示していることを自分が指示される側になるので、サイドハーフの難しさ、守備での追い方の違い、得点に絡める楽しさというのがあると思う」

――得点後も積極的な仕掛けからシュートがポストを弾くシーンも見られた

「サイドハーフで起用されるようになってからどんどん点に絡みたいと思っている。1点とってその勢いもあったと思うが、その勢いのまま上手く抜けられたと思う。中にフリーな選手がいたが自分で行った結果ポストに当たったという感じ」

――次節に向けて

「今日凄く大事な試合に勝ったことは間違いないが、まだ7節あって何も成し遂げていないので優勝するまで勝ちを重ねていきたいと思う」