前半終盤に2失点......痛み分けのドロー
JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦 第13節・日体大戦が8月6日に開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
スコア |
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駒大 2-2 日体大 |
得点者 | |
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11分 | [駒]松本 ケン チザンガ |
17分 | [駒]小島 心都 |
43分 | [日]山田 涼太 |
45+1分 | [日]岡﨑 大志郎 |
メンバー | ||
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スタメン | ||
ポジション | 背番号 | 名前 |
GK | 22 | 永田 陸[2年=大成高] |
DF | 3 | 小針 宏太郎[4年=鹿島Y] |
4 | 鷹啄 トラビス[4年=市立船橋高] | |
18 | 小林 栞太[2年=鹿島Y] | |
25 | 亀井 大和[1年=滝川二高] | |
MF | 7 | 﨑山 友太[3年=米子北高] |
10 | 小島 心都[4年=湘南工科大附高] | |
13 | 奥野 奨太[2年=高川学園高] | |
14 | 浅倉 勇翔[2年=相洋高] | |
FW | 9 | 鈴木 心月[3年=三浦学苑高] |
19 | 松本 ケン チザンガ[4年=浦和東高] | |
サブ | ||
GK | 1 | 古屋 潤一[3年=高川学園高] |
DF | 2 | 藤田 和也[3年=長崎総科附高] |
5 | 篤 快青[4年=広島県瀬戸内高] | |
16 | 福田 隼士[3年=滝川二高] | |
MF | 6 | 欠畑 魁星[3年=盛岡商高] |
15 | 松村 大也[3年=浦和Y] | |
23 | 今井 拓人[1年=岡山学芸館高] | |
26 | 野村 天真[4年=C大阪U-18] | |
FW | 17 | 加茂 隼[1年=駒大高] |
選手交代 | |
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56分 | 鈴木 心月→松村 大也 |
72分 | 奥野 奨太→欠畑 魁星 |
73分 | 﨑山 友太→今井 拓人 |
81分 | 松本 ケン チザンガ→加茂 隼 |
88分 | 浅倉 勇翔→野村 天真 |
4連勝を懸けて臨んだ第13節の相手は日体大。
前半開始早々から駒大が主導権を握る展開。11分、小島のコーナーキックに松本が頭で合わせて先制。17分、鈴木がペナルティエリア内でファールを受けてPK獲得。これを小島が冷静に決めて追加点。2-0でリードする展開だったがその後攻勢を強めたのは日体大。43分、ゴールキックからの一連の流れから守備を崩され失点。45+1分、前半ラストワンプレーで失点を許し同点に。2-2で前半を終えた。
攻勢に出たい駒大だったが、日体大守備陣の前になかなか良い形でのシュートシーンを迎えられない。73分に今井、81分に加茂、88分に久しぶりの出場となった野村を投入しゴールへと迫るも、勝ち越しとはならず。試合は2-2の引き分けとなった。
次節は8月13日、亜大との一戦となる。
◆秋田 浩一監督
――今日の試合を振り返って
「ちょっと残念。前半残り5分であと少しだから別に攻めなくても守っていれば良かったのにと思う。極論言うと、1点取られた後2、3分別に攻めなくてもいい。そういうところが上位までいけない理由だと思う」
――前半コーナーキックとPKで2点リードした
「セットプレーとかロングスローとかフリーキックとか、ボールが止まっている形が多い。トラビスと松本がいるので武器は武器だと思う。今日は上手くいったからいいが、もう1点取れたと思う」
――同点に並び攻撃面でシュートまでいけない場面が見られたが
「前の選手たちがいっぱいいっぱいになってきたので、もう少し早く1年生2人を変えていれば突破口が開けたかもしれない。鈴木心月と崎山で十分できると思ったが結果はこうなってしまった。でも、彼らも今秋に戦力の1つとして考えられるようになると思うのでそれは良かった。」
――次節に向けて
「絶対勝たないとだめ。勝つということを今度は本当にやらないと置いてかれる。今日勝てばある程度良かったが、来週は勝つことを目標に頑張りたい。」
◆小針 宏太郎(経4)
――今日の試合を振り返って
「2点良い形で取れたが、その後の前半の締め方が自分含めた後ろからの声掛けだったりでチームとしてマインドを統一できていなくて、そこの緩さだったりが前半最後の連続失点に繋がった。2失点は、後ろを守っている以上、あってはならないことだし、反省しなくてはいけない。後半、交代選手などが勢いを持ってやってくれたけど、点数が取れずに同点になった。勝ち点を落とさないのが大事になっていたので、勝ち点を1でも取れたのは最低限の結果だったと思う」
――前半のラスト5分で2失点
「相手が3バックで、中盤に枚数を置いて攻めてくる中で、中盤の浮いてしまうマーカーに対して、相手が1トップなので、自分と鷹啄のどちらかがもう少し中盤に牽制できていれば、ビルドアップのところを相手の自由にさせないことができたと思う。ディフェンスライン4枚含めてジリジリ後ろに下がってしまった結果、相手に押し込まれてクロスから失点という形になってしまった。その辺のマネジメントなどは自分に足りないものなので、今回の経験を生かして、これ以降無いように気をつけていきたいと思う」
――日体大はウイングバックの選手がサイドの幅を広げて横の動きが大きかった
「後ろのスライドは今週ずっと練習してきた。自分たちが狙ったサイドチェンジに関してはしっかり後ろがスライドできていたが、変えさせてはいけない場面で変えさせてしまった結果のサイドチェンジが後手後手になってしまい、その時に相手のサイドの速い選手に突破されてしまうケースがあった。変えさせない守備の仕方や変えさせてしまったときの守り方もまだまだ足りないと思うのでしっかり突き詰めていきたい」
――次節に向けて
「連勝したかったがこういった形になってしまった。でもこれは仕方ないので、中断前の亜大戦に向けてもう一度チームを引き締めて次は勝ち点3を取って良い形で中断に入れるように良い準備をしていきたいと思う」
◆松本 ケン チザンガ(商4)
――今日の試合を振り返って
「シーズン通して入りが悪く先制され、追いつけないという展開が多くみんな苦しかった。前回同様いい入り方ができたが、監督に言われた前半の終わり方の部分で2点返されて終わってしまい、自分たちの緩い部分が出てしまったと思う」
――先制点となったゴールシーンを振り返って
今年は自分的にも流れの中ではあまり多く取れてなく、そんな中でセットプレー1つとるのはチームとしても勢いづくし変わるかなという思いでとれたセットプレーなのでよかったと思う」
――後半攻めたい時間帯にシュートまでいけなかったが
「後半の終盤や後半の中盤あたりからゴールに向かう回数が減っている。少し後ろ重たくなった時に、1本自分に入ったボールをマイボールにしたり仕掛けたりできたら、チームの中でもリーグの中でも違いを出していけると思う」
――リーグ戦中断期はブラウブリッツ秋田の方に参加するのか
「まだ詳しくは決まっていない」
――次節に向けて
「少し悔しい終わり方になってしまったが、負けたわけではないので次に向かって1週間全員でいい準備をし、1節終わったらまた空くのでいい形でそこに入っていけるようにする。前期の開幕戦でも勝てなかった相手なので、勝ってチームとしていい形で中断期間入っていきたい」
(執筆者:岩渕隆悟)