虎の子の1点を守り切り今季初の完封勝利
JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦 第5節・作新大戦が5月14日に開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
スコア |
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駒大 1-0 青学大 |
得点者 | |
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40分 | [駒]鈴木 心月 |
表全体の見出し | ||
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ポジション | 背番号 | 氏名 |
GK | 22 | 永田 陸[2年=大成高] |
DF | 3 | 小針 宏太郎[4年=鹿島Y] |
27 | 平山 歩夢[2年=広島県瀬戸内高] | |
28 | 坂田 陸[2年=岡山学芸館高] | |
MF | 5 | 篤 快青[4年=広島県瀬戸内高] |
6 | 欠畑 魁星[3年=盛岡商高] (→82分 2 藤田 和也[3年=長崎総科附高]) | |
10 | 小島 心都[4年=湘南工科大附高] | |
13 | 﨑山 友太[3年=米子北高] | |
14 | 後藤 康介[2年=相洋高] (→65分 26 松村 大也[3年=浦和Y]) | |
FW | 9 | 鈴木 心月[3年=三浦学苑高](→74分 7 佐藤 大晴[2年=名古屋U-18]) |
19 | 松本 ケン チザンガ[4年=浦和東高] (→86分 29 佐藤 智隆[4年=浦和南高]) | |
SUB GK | 1 | 亀井 一起[1年=長崎総科大附高] |
SUB DF | 4 | 鷹啄 トラビス[4年=市立船橋高] |
SUB MF | 17 | 仁科 星哉[2年=神戸U-18] |
18 | 小林 栞太[2年=鹿島Y] | |
SUB FW | 23 | 今井 拓人[1年=岡山学芸館高] |
第5節の相手は青学大。2週間空けての一戦は強い雨が降りしきる中で行われた。
最終ラインから細かくつないでいく青学大に対し、激しくプレスをかけていく駒大。ショートカウンターで多くチャンスを作り攻勢を強めていく。40分、自陣からのロングボールを松本が頭でフリックし、それに反応した鈴木がヘディングでゴール。リーグ戦5戦目にして初めて先制に成功し、1-0で前半を終える。
後半も変わらず攻勢を強める駒大。後半だけで計13本のシュートを打つも追加点を挙げられずに試合は終盤へ。試合終了間際に青学大の反撃を受けゴール前に迫られるも、永田の好セーブなどもあり、完封勝利となった。
次節は5月28日、関東大との一戦となる。
◆秋田浩一監督
――今日の試合を振り返って
「勝ち点3取れたのは良かったと思う」
――今季リーグ戦初の先制そして完封勝利となったが他の試合との違いは
「違いはたいしてなかったと思う。ちょっとわからない。気持ちはあったと思うが、ちょっとだけ早くとか相手より2センチだけ前に出るとかそういう小さなことの積み重ねがあったのかなと信じたい」
――終始相手の陣地のボールを奪うなど押し込む展開となったが
「そうでもなかったような。点が取れなかったのは大事な時の決定力などがないという証明だと思う。もうちょっとレベルを上げてほしい」
――次節に向けて
「このまま勝ち続けていければ先が見える。選手には頑張ってほしいと思う」
◆小針宏太郎(経4)
――今日の試合を振り返って
「今まで先に先制点を取られていた試合が4試合続いていた中で、しっかり先制点を取って、前半を0で抑えた。後半の入りも良かったが最後押し込まれるシーンが増えた中でもしっかり0で守りきれたのはチームとして良かったと思う」
――今季初の完封勝利だが、ディフェンスのリーダーからみる勝因は
「今までの失点のシーンを振り返ってみても、ボールホルダーに強く寄せられていないところから裏を取られるというシーンから失点に繋がっていた。そこのボールホルダーに強く行くという姿勢は、この2週間準備してきた。しっかりゼロという結果に繋がって良かった」
――敵陣からのプレスに、前からはめてボールを取るシーンが多く見られたが
「青学大は技術に長けているチームで、しっかり後ろから繋いでフィールドアップしてくる。自分たちの強みである走力やプレスの強度は、前から強く行けばチャンスが増えるとチームで準備していた。それが上手くいったシーンもあったが、逆に剥がされて、プレスバックなどが遅れてしまう場面があった。そこをしっかり突き詰めないと優勝という目標には遠いのかなと思う。しっかり突き詰めて次の試合に向かっていきたい」
――次節に向けて
「連敗は防いで勝ち点3を取ることができた。1週間また空くが、次もしっかり勝って勝ち点3を取って、チームとして優勝という目標に近づけるよう頑張っていきたい」
◆永田陸(営2)
――今日の試合を振り返って
「4節まで、ずっと失点してきていて、無失点というのが勝つための1番大事なところだと思う。やっと無失点に抑えられたのは良かった」
――好セーブなどが光り、今季初の完封勝利となったがゴールキーパーとしての心境は
「ずっと失点してきていて、責任は感じていた。ゼロで抑えれば負けない。前節は0-1で負けてしまって、1点止めていればと思った。1点の重みにこだわった結果の勝ちだと思う」
――今季2年生ながらレギュラーとして出場を続けるが心境は
「本来なら1年生のときから出たかった。やっぱりピッチに出たら学年は関係ない。2年生であろうと3年生であろうと最終学年であろうと。ピッチの中での存在感を出していかないとと思う」
――次節に向けて
「次は連勝がかかっている。無失点で前を信じて得点してもらって、ここで連勝して波に乗っていければなと思う」
(執筆者:岩渕隆悟)