小島の技ありFK弾で逆転!今季リーグ戦初勝利を飾る
JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦 第2節・山学大戦が4月9日に開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
スコア |
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駒大 2-1 山学大 |
得点者 | |
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17分 | [山]南雲 俊治 |
29分 | [駒]鈴木 心月 |
76分 | [駒]小島 心都 |
メンバー | ||
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ポジション | 背番号 | 氏名 |
GK | 22 | 永田 陸[2年=大成高] |
DF | 3 | 小針 宏太郎[4年=鹿島Y] |
4 | 坂田 陸[2年=岡山学芸館高] | |
27 | 平山 歩夢[2年=広島県瀬戸内高] | |
MF | 2 | [3年=長崎総科附高](→86分 17 仁科 星哉[2年=神戸U-18]) |
6 | 欠畑 魁星[3年=盛岡商高](→61分 8 木村 匡吾[1年=岡山学芸館高]) | |
10 | 小島 心都[4年=湘南工科大附高] | |
14 | 後藤 康介[2年=相洋高] | |
18 | 佐藤 大晴[2年=名古屋U-18](→83分 5 篤 快青[4年=広島県瀬戸内高]) | |
FW | 9 | 鈴木 心月[3年=三浦学苑高] |
19 | 松本 ケン チザンガ[4年=浦和東高](→61分 渡邉 幸汰[1年=東北学院高]) | |
SUB GK | 1 | 亀井 一起[1年=長崎総科大附高] |
SUB DF | 15 | 飯田 晃明[3年=丸岡高] |
16 | 左座 佑眞[3年=東福岡高] | |
SUB MF | 7 | 上野 正騎[4年=熊本Y] |
SUB FW | 11 | 﨑山 友太[3年=米子北高] |
第2節の相手は山学大。今季リーグ戦初勝利を懸けての一戦となった。
前節からスタメンを3人変更。3バックの一角に平山、ボランチに藤田、小島を入れて臨んだ。17分、スルーパスからディフェンスラインの裏に抜け出され1対1の状況を作られ失点。2試合連続で先制を許す形となった。29分、ペナルティエリア内にこぼれてきたボールに鈴木が反応。最後は倒れ込みながらもゴール右隅に流し込み同点。鈴木のリーグ戦初ゴールで追いつき前半を終えた。
後半、得点の欲しい駒大は61分に木村と渡邉の1年生コンビを投入。その後、攻勢を強めるも1点が遠い展開。76分、ペナルティエリア付近でフリーキックを獲得し、キッカーは小島、グラウンダーのシュートを放ち、ボールはゴール左隅に突き刺さり逆転。1点リードを最後まで守り切り、リーグ戦初勝利を挙げた。
次節は4月16日、立教大富士見総合グラウンドにて立教大との一戦に臨む。
◆秋田浩一監督
――今日の試合を振り返って
「まあ勝てて良かったかな」
――最近3-5-2と4-4-2を併用しているが
「相手というよりかは自分のチームのやり方で。例えば上野は守りというよりかは攻めの選手なので、そういう時は4-4-2の方が良いかなと思う。ただ、基本的には最初は3枚でやっていこうかなと思う」
――最近の試合では1年生の起用が目立つが
「今日で言うと渡邉も木村も点数を獲れるタイプの選手なので。今日は点数が欲しかったので彼らを使った。先週も同じ。リードしていたら多分違ったと思う」
――前節に引き続き追いつく展開
「前節ももう少し点数は獲れたと思うので、ちゃんと決めるとこを決められれば大量得点で勝てたと思うので、そこがチームの弱いところだと思う。能力的には結構高いと思うけど、勝負にはそんなに強くない。勝つのが彼らには一番良い薬になると思うので、勝っていけばもう少し上に行けるのかなと思う」
――次節に向けて
「勝っていけるように頑張るしかない。この感じであと3、4戦やれば、けがしている選手も戻ってくるのでもう少し良くなってくると思うから、もう少し我慢してやっていきたい」
◆小針宏太郎(経4)
――今日の試合を振り返って
「入り方がチーム全体としてあまり良くなくて、前半、先に失点してしまったが、そこで気持ちを切らさずにやった結果が後半の逆転に繋がったと思う。後半も粘り強く戦っているなかで、フリーキックで(小島)心都が凄いゴールを決めてくれて、それを守り切れた。結果としては勝ったので良かったが、内容としてはチームのやりたいことや、チームの目指していく方向性がまだ徹底出来ていなかったと思うので、満足のいく内容ではなかった」
――前節も今節も1失点で抑えたと捉えることも出来るが
「最少失点に抑えているという点では評価できるのかもしれないが、先に失点しているので、自分たちが先制して、そのなかでも0で守り切れるようなチームになれればもっと上を目指せると思う。自分自身、ディフェンスの選手として失点は0にしなければならないと思っているので、もっと無失点にこだわっていきたい」
――3バックの手ごたえは
「前回の試合からちょっとメンバーも変わって、でも今シーズン始まった当初から3バックというのはずっとやってきたものなので、やりやすさというのはある。メンバーが変わった中でもそれぞれストロングを出せると思うので、チームとしては上手くやれているのかなと思う」
――次節に向けて
「今日はなんとか勝つことができたが、もっと結果だけでなく内容も向上させていかないとと優勝という目標には届かないと思うので、良い準備をしていきたい」
◆小島心都(歴4)
――今日の試合を振り返って
「最初、駒大も相手チームも含めて緩かった中で先制点を取られてしまい、難しい状況だったがそこから自分たちで引きしめて上手く前半で追いて逆転できてよかった」
――10番をつけて先発復帰を果したが、心境は
「去年から10番をつけたいと思っていたので、10番をつけてチームを勝たせられる選手になりたいと思う」
――中盤の3枚が流動的に動いていたが何か決まりごとがあったか
「ボランチが2枚とトップ下という形だったが、監督やコーチから今日はボランチがセカンド拾ったり、前に向けたりすれば自分たちの時間が長くなると言われたため意識していた」
――ゴールシーンを振り返って
「ファーが空いていたがいつもシュート練習であの位置から決めていたので速いボールを意識して蹴ったら入った感じ」
――次節に向けて
「優勝するためにはひとつも落とせないと思うので、1-0でもいいからチーム全員で頑張っていきたい」
(執筆者:岩渕隆悟)