後半に大量失点で完敗...リーグ戦未だ勝ちなし
JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦 第3節・東国大戦が4月10日に開催された。
結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
スコア |
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☆駒大 1-4 東国大 |
得点者 | |
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56分 | [東] 佐川 洸介 |
69分 | [東] 師岡 柊生 |
75分 | [東] 熊坂 光希 |
85分 | [東] 平田 晟也 |
88分 | [駒] 本吉 利安 |
メンバー | ||
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ポジション | 背番号 | 氏名 |
GK | 1 | 深澤 颯人[4年=武南高] |
DF | 35 | 後藤 康介[1年=相洋高] |
3 | 小針 宏太郎[3年=鹿島Y] | |
4 | 鷹啄 トラビス[3年=市立船橋高] (→87分:28 福田 隼士[2年=滝川第二高]) | |
5 | 相澤 佑哉[4年=熊本Y] | |
MF | 13 | 辻 稔貴[4年=静岡学園高] (→64分:17 﨑山 友太[2年=米子北高]) |
25 | 欠畑 魁星[2年=盛岡商高] (→78分:7 須田 晃輝[4年=前橋育英高]) | |
8 | 小島 心都[3年=湘南工科大附高] | |
33 | 小林 栞太[1年=鹿島Y] | |
FW | 19 | 松本 ケンチザンガ[3年=浦和東高] (→78分:2 塚原 舜介[4年=前橋育英高]) |
9 | 本吉 利安[3年=千葉U-18] | |
SUB | 21 | GK 王 新宇[3年=G大阪Y] |
6 | DF 篤 快青[3年=広島県瀬戸内高] | |
15 | DF 飯田 晃明[2年=丸岡高] | |
20 | DF 小林 栞太[1年=鹿島Y] | |
14 | MF 髙橋 優斗[4年=前橋育英高] |
3連戦の3戦目となる今節は、目下2連勝中と勢いに乗る東国大との一戦に臨んだ。
試合開始早々からお互いにボールを蹴りあう展開に。14分、深澤のロングフィードから本吉が頭で競って松本が抜け出しシュートを打つも、ゴール左に外れる。34分にはロングスローをニアサイドで松本がポストプレー、相澤がミドルシュートを打つも枠外に。43分にもロングスローから辻、小林が立て続けにシュートを打つもすべて枠外に。スコアレスのまま前半を終了する。
後半は連戦による疲労の影響があるのかチーム全体が間延びし、押し込まれる時間が続く。56分には東国大がペナルティエリアに進入、ドリブルで突破され右足のシュートがゴールに吸い込まれ先制点を許す。その後75分にミドルシュート、85分にPKで立て続けに失点。88分には小林のコーナーキックを塚原が頭でそらし、そのボールに本吉が反応。一矢報いるも試合はそのまま終了し1-4の大敗となった。
次節は4月16日、流通経済大学龍ヶ崎フィールドにて昨年度関東リーグ2部2位・東洋大との対戦となる。
◆秋田浩一監督
――今日の試合を振り返って
「完敗。残念というか、やられてしまったという感じ」
――メンバーを大幅に変更した意図は
「1年生の調子が良かったのでどこかで1度使いたいなという思いはあった。小林(栞太)は初戦で1回使ったが、後藤(康介)もどのくらいやれるかというか、ウチの上級生達がばてていたのでフレッシュな選手の方がいいかなと思った」
――後半押し込まれて4失点した原因は
「ラインをあげられなかった、走れなかった、戦えなかったということが同時に出てしまった。特に2失点目、相手の11番(師岡柊生)にドリブルで中に入られて、決められて戦意を失った感じ。私達から見ると。頑張ればまだチャンスを1回か2回は作れたかもしれないが選手の方がね。その選手を選んだのは私なので私の失敗かなと思う」
――失点時の崩され方について
「全員が怖くて引いてしまった。やはり前にラインコントロールしないといけない。2失点目なんか相手の選手1人だけだったので、ボールに行ければ防げたかもしれない。そういうところは経験不足もあるし、我々も指導不足だと思う」
――3連戦で得点がセットプレーでの2点のみだが
「元々得点がそんなにとれるか分からないチームだし、去年レギュラーだった3人が丸々抜けたので今は我慢してやるしかない。だからかえってセットプレーの方が点をとれる可能性は高いのかなと思っていたので、それはそれで良かった。流れの中から点がとれるようになればもう少しいい試合が出来るようになると思う」
――次節に向けて
「もうこれだけやられたので開き直ってやるというか。これが今の実力だと思うのでそれを謙虚に受け止めてやっていきたいと思う」
◆相澤佑哉 (法4)
――今日の試合を振り返って
「前半、追い風の中で相手を押し込んで何度かチャンスを作れたりしたが得点する事が出来ず、 0-0で後半を折り返して、相手が疲れている中でもっと自分たちのサッカーをして、自分たちのペースに持っていこうというのもあった。しかし、そこでどうしても相手の攻撃を受けてしまい、前も攻撃の繋がりが少しなくなって、結果的に1対1のところやバイタルのところで相手を自由にさせすぎて、失点を重ねてしまった。なかなか自分たちがやるべきことっていうのが試合を通して、特に後半は全く出来ていないことで結果1-4という形になってしまった」
――東国大のチームとしての攻撃にどう対応していったか
「相手の前線は強く、早くて上手い特徴のある選手が揃っているというのはスカウティングを通して分かっていた。そこに対して粘り強くしっかり、チャレンジャーのカバーというのを徹底してやろうというのを話していたが、少し自由にさせ過ぎたかなという印象」
――フィジカルの強い前線に個人としてどう対応したか
「自分はサイドバックだったので、相手の強力な2トップに対して自分達のセンターバック2人のカバーを徹底することと、自分がサイドハーフの選手に対して自由にやらせないようにしていた。しかし、サイドでもう少しプレッシャーを与えていかないといけないと思った。後半みたいに自由にやらせ過ぎたことは反省点」
――3連戦の3戦目ということで体力的な影響はどれほどだったか
「チームとしては1年生、2年生は少し疲労が溜まって、メンバーを変えた。個人的にはまだまだ疲労は関係ない。自分はキャプテンとしてやらないといけないので、自分が走って、引っ張っていかないといけない。体力云々は、特に疲労が溜まっているという意識はなかった」
――開幕戦とは違いマンツーマンで守る時間があまりなかったが
「監督の指示ももちろんあるが、基本的に自分達は前から行くのを徹底するというのがある中で、 今日の東国大は結構シンプルな攻撃が多かったので、チームの中でピッチの中で解決することは心掛けている。蹴る相手に対しては今日みたいな位置取りで、繋いでくる相手に対しては全部(マーク)をついちゃって、はまらなくなってきたらもう一回セットしてっていうのも自分たちの中での形ではある。そこの使い分けという意識している」
――昨年度の3バックと4バックとの違いに難しさを感じているか
「去年は自分が出た中で、相手のバックパスに対しては逐一ラインを迫力もって上げるところを意識してやっていた。今年は少しやっぱりその意識が足りてないというのが自分の中でやっていても反省としてはある。もっとそこのところを相手のバックパス等、相手の状況に合わせて細かくラインコントロールをしていきたい」
――次節に向けて
「3連戦開けて、1週間活動停止明けの東洋大なので、自分達の方がしっかり身体は動くと思う。駒大の特徴である走るや戦うというベースの部分をもう一度再確認して、そういった所を徹底して駒大らしく最後まで諦めずに初勝利を目指したい」
◆後藤康介 (営1)
――今日の試合を振り返って
「立ち上がりしっかり集中して入れたが、少し後半は流れに呑まれて(ゲームに)関わることができなかったのでそういうところは心残りかなと思う」
――リーグ戦初スタメン、フル出場となったが心境は
「最初は緊張したが相手にも対応できたのでこれからもっと自分の良さを出していきたいと思う」
――サイドで重野祥輝(東国大)とのマッチアップで意識したことは
「ドリブルが上手いというのは分かっていたので、中に行かせないように意識してやっていた」
――攻撃参加で意識したことは
「サイドハーフがボールを持った時にあまり上がるチャンスがなかったので、もっと攻撃参加できればなと思った」
――次節に向けて
「今回はあまり自分の良さを出せなかったので、1週間後にまた出られるように頑張っていきたい」